上野から出発し寝台特急北斗星で北海道を目指す夏旅北海道です。
前回の上野駅出発から函館到着前まではこちらでどうぞ。
さて、順調に列車は進み函館山もきれいに見えて遅れもなくこのまま順調に札幌へ到着すると思っていた矢先の事、道内ではトラブルが発生していたのでした。。

北斗星1レ 函館駅到着
北斗星車内、五稜郭の駅をゆっくり通過し函館に入ります。が、車窓になぜかとっくに札幌へ向かっているはずの大阪からの寝台特急トワイライトエクスプレスが停車しているの見えまして。
その様子↑です。札幌方にDD51重連、函館方にED79が切り離されているのが見れます。
と、車内放送が入ります。
昨晩道南地方に大雨が降った影響で函館本線野田生ー山越間で線路内に土砂が流入、現在復帰作業中とのこと。
なんでもこの日の下り札幌行きの「寝台急行はまなす」もこの影響で森駅で停車中とか。
ここまで順調だったので、北海道はそんなに雨が降ったのか〜とびっくり。
乗車している北斗星はトワイライトエクスプレスを通過(!)し、函館駅に入って行きますと、、

あららら。。本当ならば5:02に出発してるはずの8009レ「寝台特急カシオペア」が停車中、ダイニングカーでは目下朝食の時間らしく、乗客の方はお食事中。。
※余談ですがカシオペアの朝食もダイニングカー1階に並んで順番を待つのですね。この日、朝食を待つ方の列が駅のホームから見えました。
北斗星は上野から来たカシオペアとホームを挟んで並んでしまいました。

じたばたしても仕方が無いし、楽しみましょ。と言う事で出発が未定の中、函館駅をじっくりと見る事が出来ました。

函館駅は行き止まりですので、閉じ込められたED79機関車なども停車中です。
カシオペアのヘッドマークを掲げたED79です。

通常なら交換の短い時間ですが、今日は出発がまだまだと言う事で撮り終えた方は車内に戻ったり買い物に出かけたりしています。ほぼ誰もいない北斗星の1号車も余裕で撮影出来ました。
そうこうしているうちに復旧終了とのアナウンスが入ります。
カシオペア、6:22発スーパー北斗1号の順番に発車させ、その後北斗星が発車しますと言う案内から何故か8:13のスーパー北斗3号の後に北斗星は発車します、となりまして、、
12:30発のサロベツには間に合うから余裕余裕大丈夫と高を括っていた状況から一気に「間に合うかな?」と道内ドキドキしながら移動するはめに。
更に時間は出来た(おおよそ1時間30分程)ので函館プチ観光といきます。

重連DD51の間から青森からここまで牽引してくれたED79が見えたり

どう見てもおかしいスーパー白鳥に遭遇したりしてました。

もう空が8月なのに秋っぽい。北海道函館の空気を吸い込み、駅構内のキオスクで朝食を買ったりお土産見たり楽しみました。

札幌駅にはもう見る影も無くなったのにね。。(´Д` )函館駅は偉いよ。
北海道ディスティネーションキャンペーンのキャラクター「キュンちゃん」が窓ガラスに貼られていて、なんだかホッとしたり。
※キュンちゃんが下火になってきて寂しい。。
函館でのんびり待っているとそろそろ出発を知らせる放送がありました。
北斗星1レ 函館出発
予期しない停車時間でかなり満喫してしまい、北斗星は函館駅を所定より約80分遅れで出発します。私のシャワーカードの画像(ここ)を見て頂くと解ると思いますが、全く揺れない函館停車中に車内でシャワーを使いました(´Д` )

約80分の遅延なので12:30札幌発のサロベツが微妙です。
北斗星は道内の結構色々な駅で交換の為数分停車を繰り返し遅延は拡大して行きます。
ちょっとサロベツやばいかな?と思い、JR北海道の車掌さんに伝えた所
「札幌に聞いてみますのでお待ち下さい」
と。
1時間程して個室ドアがノックされ、先ほどの車掌さんが見えました。
結果はサロベツは無理なので(この時点で1:50の遅延です)、JR北海道がその後のスーパー宗谷3号の指定を取ってあるので西口改札まで行って下さい、との事。
せっかく先頭最前列を手配していたのですが、仕方ないです。ただ、スーパー宗谷3号の出発がサロベツから5時間19分後の出発なんですよね。。
ので、予定をバラし、翌日行く予定だった小樽の小樽市総合博物館へ今日行く事に決めました。
そう決めれば後残り少ない北斗星車内を楽しみます。
下り札幌行き北斗星1レ北海道内車窓

ああああ(´Д` )きれいきれい。
本当にこの辺り大好きです。美しいとしか言いようがなく、湖面すれすれを走る列車と窓から見える小沼と駒ヶ岳。

これを見ると(函館でも十分思うのですが)ああ、北海道に来たなと実感します。個室窓と反対側、進行方向左手ですのでご注意下さい。

過ぎ行く列車を複線区間で見たり

はい、いつもの森駅。今日は3号車1番個室デュエット下段から見ています。
※このあたりについてはこちらもどうぞ。

有名な撮影地らしい落部ー野田生のカーブから機関車DD51を見たりして、あっという間に南千歳に到着です。
スーパーおおぞら5号が乗換を待っているそうで、道東方面へ向かう方が足早に乗換ます。この時点で遅延1:56程。後4分で特急券払い戻しの時間になります。
いよいよ札幌が近くなり、苗穂を過ぎ、札幌駅に入線して行きます。
おわかれ放送がハイケンスのセレナーデとともにあり、繰り返し
「遅れが1時間58分となりました事をお詫びいたします」
と案内していました。
2時間程余計に乗車出来たし予定も整えられたので良しとします。
北斗星に乗れるだけで嬉しいですし、サロベツはまた乗れます。
車両は減速し、札幌駅に到着します。

上野からはるばる札幌まで走ってきて、今夜また札幌から上野へ向けて発車するこの列車が愛おしくてなりません。
やはり1人用個室より2人用個室の方が当然ですが広く快適です。
私個人の感想ですが、やっぱり上段より下段が好きです。
ツレは1レ北斗星を最後迄見送っていました。私は早めに西口改札へ行き、手配していてくれたスーパー宗谷の指定席券を受け取ります。

長距離の移動お疲れさまでした。
さて、小樽へ向かいます。
- 北海道東日本パスで夏の北海道1・上野から北斗星乗車〜函館
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