夏旅北海道2015_1・はまなすで札幌へ
12日間の日程、北海道東日本パスを2枚利用して道内を回り、ラストラン間近の北斗星で帰って来ました。詳細に書くとものすごい事になりますので、さらっと(できるだけ短く…)書いて行きたいと思います!
やっとの思いで取れた北斗星のきっぷが最後の目的地です。今回は下り札幌行き北斗星は取れなかったので(´Д` )、在来線と新幹線を利用し札幌へ向かいます。
北斗星が取れなかった日にほぼ10時に取った青森からの急行はまなすのB寝台下段のきっぷを手に、まずは青森へ向かいます。
青森まで東北本線とIGR、青い森鉃道を利用して辿り着けるんですが、夏だし青森のまちなか温泉に入りたいので仙台から新幹線利用しました。
東京駅から3622M快速ラビットに乗車、まずは宇都宮を目指します。
出発してほどなく札幌を出発した北斗星を車内から見送ります。次にこの列車を見るのは北海道内。待っていろよ、必ず上野から札幌へ到着してくれよと本当に本当に願いを込めて見送りました。
サクサク進み、宇都宮から641M黒磯行き、黒磯から2133M郡山行きへ乗り換えます。
途中ほぼ休憩時間(列車の待ち時間)が無く、もう出発から食いっ逸れる覚悟で臨みました。
事前にえきねっと予約をしていまして、お先にトクだ値とか言う怪しげな予約サイトから新幹線を申し込んでいました。
お先にトクだ値とはJR東日本の正式な割引サービス(のくせ枚数限定)です。
えきねっと会員限定、列車・席数・区間限定、インターネット予約限定のきっぷです。
さらに乗車日13日前の午前1時40分までのお申込みで通常の「えきねっとトクだ値」より、さらに割引率の高い「お先にトクだ値」もございます!
なのです。
このきっぷで「えきねっと特典」とやらが付いている場合は不思議な事に発券しなければ乗車6分前まで何度でも変更する事ができるそうです。ですので、不慮の事態(在来線の送れ、接続ミス)に備え、当日迄新幹線の切符はギリギリまで発券しませんでした。
郡山まで着ければもう大丈夫かな、と思い次の電車に接続する25分の間に郡山の券売機で購入します。
本当なら仙台から新青森まで行ければ楽なのですが、乗車日のお先にトクだ値きっぷが売切れていまして。。ので、仙台ー盛岡、盛岡ー新青森と新幹線を分けて予約していました。通常なら
の合計¥12,590が【お先にトクだ値】ですと
¥9,060です。
普通に仙台ー新青森で購入すると¥11,000なのでまあまだ安いです。
お先にトクだ値で仙台ー新青森(はやて)の最安値は¥7,270-です(´Д` )まけた
※ちなみにお先にトクだ値で上野ー新青森の最安値は¥11,060。
最大で35%引きですから大きいですよね。うまく空きがあればお得だと思います。
郡山を11:56に出発し、時間通り12:43に福島へ到着。
次の乗継は3575M仙台行きです。これも乗継が良すぎて17分の待ち時間です。郡山から来た列車がそのまま快速「仙台シティラビット」号に。乗継のわずかな時間に休憩できるのでここまで全然苦にはなりません。
時間通りに仙台に到着です!さすが仙台。でかいし人が多いし初めて下車しました。いつも北斗星の中から「仙台だー」と見てるだけ(´Д` )
賑やかだな〜と思ったら仙台は七夕の真っ最中なのでした。ここで次に乗る新幹線、やまびこ53号までしばらく時間があるので七夕の雰囲気を少しだけ味わい、少しだけ仙台を歩くともう新幹線の時間です。
2階の新幹線コンコースは右も左も団体さんで埋め尽くされていました。そしてご多分に漏れずみどりの窓口に大行列が端から端まで3回くらい折り返し、まるで某ディズニーランドのアトラクション待ち列状態。暑いし人が多いので新幹線ホームに退避すると
これに遭遇しました。黄色かったらねぇ。もう少し子供に人気出たかも(´Д` )。
乗車の案内が出ます。対向の上りホームは七夕のお客さんでどの新幹線もギューギューで出発していました。
下り新幹線は平和です。やっぱり新幹線は速いなー。でも、とても座席が狭く窮屈だし窓際だったのであまり移動できないしで最悪です。。
とか言いながらもうクラシック買ってて、ぐびぐび飲んでる私を新幹線がグイグイと北へ北へ進みます。なんつうか強引なんですよね新幹線って。
仙台出発時はまあまあの混雑でしたが、盛岡へ着く頃にはほぼ誰もいなくなっていました。
深夜、下り北斗星の中から見ている盛岡に明るい時間に来れました。大きくてきれいな駅舎です。ここで次の乗継40分程はあっという間に過ぎ、いよいよ最後、新青森行き新幹線に乗車します。
新幹線はもう座ってるしか無いので写真はありません(´Д` )。
日が暮れる頃、新青森に到着です!これが自由席何事?と思う程混んでまして。例えるならシーズンの新千歳空港から札幌行きのエアポートレベルの混み具合で。デッキにすら立てず「奥の通路へお進みください」と放送がかかっていました。
その状態で新青森を出発します。これの行先は「函館」。
車内放送がかかり、あのJR北海道の男の人のあの渋い声で「みなさま、今日も〜」が聞こえるとこみ上げてくる物がありました(感激の気持ちですよ)
青森へは本当にあっという間のすぐに到着します。そして、そう。
ここ青森はねぶた祭の最終日だったのでした。
人で溢れる青森駅。改札を出ると人の流れが何処から何処へ向かっているのか全く解らず、花火がある、と言う事を知り「下手に動いてはまなすに間に合わなくなったらどうしよう(´Д` )」と頭をかすめます。
が、まだ時間はたっぷりあるので、とりあえず青森まちなか温泉へ初めて浸かりに行きます。その為に在来線で青森でなく途中から新幹線にしたのです。
なんとなくイメージ的には青森駅のすぐそばな感じがしていたのですがけっこう離れてました。
青森駅の先で花火が打ち上がるらしく、人の流れに逆らって歩いて行きますとありました!「まちなか温泉」です。
なんでこの書体なのか。。(´Д` )
この日の青森は寒くて、朝からずっと外の居たのでもう風呂に入りたくて入りたくて。券売機で入浴券を買いまして、2階にあがるとお風呂があります。
脱衣場に誰もいません。
「ヘー空いてるのかな?」
と、そそくさとタオルを持ち、いざ浴場へ。
2〜3名の方が入浴していました。と、外からつんざくような爆発音が。青森花火大会の花火があがりはじめたのです。おかげさまで花火の音を聞きながらゆっくり入浴し、身体の節々を伸ばして新しい服に着替えてさっぱり寝台乗車に備えられました。
1階にはお食事処がありますが、ほとんど人が居ませんでしたね。なんでも海上にねぶたを浮かべてそこから花火が上がっていたようです。そりゃ見たかったかも。
お風呂から上がり、青森ベイブリッジ、駅の方へ向かいます。目の前から花火がガンガン上がっていて、みんな空を見上げています。花火って良いですよね。みんなが同じ物を見ている時間を共有できるので、私も青森の方々に混じって花火を鑑賞させてもらいました。
さて、Twitterのフォロワーさんから「おさない食堂は美味しいよ!でも混んでるよ(´Д` )」とアドバイスされていまして、もし空いていたら寄らせてもらおうと考えていました。
食堂は青森駅の程近くにあります。花火がドーンドーン上がっている音をバックにお店の前に来てみると誰も並んでおらず店内には空席も見えました。これはいくしかない!と突撃晩ご飯です。おなかぺこぺこ過ぎて倒れそうでした。
ほたてが有名でとても美味しいと言うおさない食堂。メニューを見てまず目についた「ホヤ」。ホヤって一度食べてみたかったのです。で、ホヤとビールを注文です。
来ました!うっひょー!!おいしそう!
「なにもつけずにどうぞ。」のお言葉通り、そのまま頂きます。初めて食べるホヤ。憧れのホヤ。期待通り、何とも言えない歯ごたえとお味を楽しみました。あとほたての定食を貪り気づいたら空の食器の前に座る私。ごちそうさまをして、青森の町へ出ます。
「どーん」
「どーん」
と、あがる花火を青森で青森の人達と見上げて、青森ベイブリッジの奥から打ち上がる花火を駅の傍から見ていました。そしていよいよ急行はまなすの時間がやって来ました。
青森駅で見る「札幌」の文字。ついに廃止が発表されて、この「札幌」の文字が青森で見えるのも来年3月まで。
青森駅は大混雑で、何処を見ても人人人です。はまなすの自由席にもかなりの方が並んでいました。
はまなすが回送されて来ます。機関車が引っ張る客車に乗って札幌へ。
青森駅でカップ酒を買い込んで、乗車です。この日は白いヘッドマークのED79。
いや、本当に人が多かったです。ねぶた祭ですもん、人が多くないとイヤですよね。私はもうはまなすは乗ったらお酒飲んで青函トンネル入ったら寝ようと決めていました。函館?起きない。
寝台下段が取れていました。他の寝台のお客さんはまだ来ず、のんびり自分の寝台周りを撮れました。車掌さんがスタンバイしていて、きっぷを検札してもらいます。
乗車した寝台は1号車「スハネフ14」と言う寝台です。14系(・∀・)
青森からはこの写真の右側へ(背もたれ側)へ進みます。函館から進行方向が変わり、この写真の左側へ進むのでこちらを取りました。
開放B寝台。北斗星と思えば、ねぇ(´Д` )(14系だけど)。
「本日指定席も寝台も満席です、お席の変更は出来ません」
と繰り返し車内放送がかかっていました。そして臨時に「蟹田」に停車しますと。
はまなすは
とあり、カーペットはなかなか取れなくて有名です。
さて、青森を満席満員で出発しました。
しばし向かい側の下段の方と談笑し、程なく車内減灯され、おやすみなさいとカーテンを引き、私は窓側のカーテンを開いて青函トンネルに入るのを待っていました。
寝台に胡座を組み、浴衣に着替え、暗く静かな車内からレールの音と寝台のあの独特の匂い。汽笛の音。
ED79のひときわ長い汽笛が聞こえ、列車は青函トンネルに突入しました。そして、私はもうこれ以上無いくらいぐっすりと眠りにつきまして。
「青森から先は北斗星と一緒だなぁ」
と、札幌へ向かう津軽海峡線の鉄路の上からこの旅の最後、その寝台特急に乗る日を目的にした旅が始まります。
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