災害緊急時SNSプロフィールアイコン
災害はないに越したことはありませんが、人知の及ばない災害は起こってしまいます。その時、安否確認で混乱するSNS。アイコンで相手に自分が「無事」や「被災している」など、状況を伝える手段を作りました。
2024年8月8日 19:15 南海トラフ地震臨時情報発表
2024年8月8日 16:43 宮崎県日向灘地震
2024年1月1日 16:10 能登半島地震が起きました。
2018年9月6日 03:07 北海道胆振東部地震は大停電が起こりました。
南海トラフ地震臨時情報が発表されています。普段の備えの意識を一段階上げましょう。※2024年8月15日 17:00に終了
台風の停電時、いつ電気が通るのか解らないまま不安な時間を過ごしました。
北海道胆振東部地震では充電のため、貨物の機関車やさまざまな工夫でバッテリーを充電できるようにしていましたが、自宅が停電のままですとどんどん減る電池なのに、止まらない安否確認の通知。なんとか少しでもそのやり取りの負担を減らしたいと。
そこで、心配する方もされる方も連絡がつき安心でき、かつ簡単なものを作りました。
ここです⤵
リンクタップが心配な方、アドレスをブラウザ(SafariやChrome)にコピぺしてください。
ここです⤵
https://cal.hokkyokudesign.com/eme.html
ここです⤴︎
https://cal.hokkyokudesign.com/eme.html
これをタップでも大丈夫です⤴︎
どれだけ171の災害伝言ダイアルや各社のweb安否情報提供の場所があっても、TwitterやLINEなどのSNSやメールで直接「大丈夫?」と聞ける安否確認の手軽さには敵いません。
誰も責められません。災害発生の時、無事を確認するのは絶対です。
けれども、停電を伴うとその「地震大丈夫?」「台風大丈夫?」などのLINEの度にスマートフォンの電力は消費してゆきますし、返信しているのも大変です。
被災後もっとも重要な「正しい情報」を得るためにできるだけスマホの電力は保存しておくべきです。テレビよりも早く正確な情報が各省庁や大臣によってネットに直接流れてくる時代です。バッテリーの消耗は抑えたい。
LINEやメールは通知を伴い、その度に照明が点灯してしまい、著しく電力を消費します。画面の明るさを最低にしても限度があります。
通知を切る、という手段もありますが、そうなると昔の携帯電話のように「センター問い合わせ」のように結局見てしまいます。何か重要な(被災していても)事がきているのでは?と思うのは仕方がありません。
そこで、SNSに設定し、先方に無事を伝えるプロフィールアイコンを
と、作りました。
普段のアイコンカレンダーと同様にホーム画面に置いておけます。
なので、保存した画像をカメラロールから探す手間もありません。緊急のラジオアプリなどど一緒にホーム画面の「非常用」フォルダに入れておいて、どうか備えてください。
文字が小さいので、下にLINEのアイコンの拡大方法と変更方法も合わせて書いておきます。
https://cal.hokkyokudesign.com/eme.html
こちらから落とせます。ぜひ。
これらが今後使われる事がない事を祈りながら制作しました。
アイコンの確認はLINEを開き、
です。
あとは、各地域の自治体を探し、情報を得てください。
他は不要。
災害発生時はデマが大量発生します。「必ず」その情報の出処(ソース)が正確なところから出ているか、確認してください。
「たとえデマでも危機を伝えること」は有害です。絶対に出処が不明な情報の拡散に加担する事は止めましょう。
はデマとして流れやすいです。
例えば、「知人の消防の人から聞いた」「知り合いの役場の人が」「友達の携帯会社の人が」など、いかにも信用できそうなソースから始まる文言はすべてデマと言って良いと思います。
LINEは閉じた空間でやり取りしているのでどうにもならないのですが、Twitterなどは必ず情報元を明示しているかどうかを判断の材料にしてください。
よく分からなければ出どころが公式認証している政府系アカウントであるかどうかで判断してください。
公式に認証されたアカウントには金色かグレーのバッジがついています。
Xが認証した公式の組織機関には「金色のバッチ」が付いています。
グレーのバッジは政府関係アカウントです。
災害時にはX(旧Twitter)のグレーのバッジアカウント以外の画像をタップしないようにしてください。
アホで人でなしな詐欺を貼っている可能性があります。災害情報の良さげな画像など絶対にタップしないようにしてください。
青いバッジは誰でも取れるので信用保証にはなりません(過去は公式認証でした)。
このマークが付いているアカウントはお金を払ってバッジをつけています。
政治家や専門家本人であったり、公式な組織にバッジが付いていますので、まずは情報発信源がこの「金かグレーの認証バッジ」が付いているかどうかを見る事が大切です。また、認証バッジが付いていなくてもバッジが付いているアカウントからフォローされている場合信頼してもいいでしょう。
「これは気象庁からのツイートだ!拡散拡散!」
と拡散した情報元が実は個人のなりすましアカウントの可能性があります。上の画像を見ていただくと解りますが、同じ「気象庁」でも「認証バッジ」が付いている本物と個人が「勝手にやっている」なりすましアカウントがあります。
こういうのが野放しになっている事も知らないといけません。その可能性があると解って情報を受け取れれば、まずはその発信源が本物かどうかを調べる事ができます。
発信源が「個人」の場合は99%デマです(それらしい画像・動画が付いていても過去の画像や動画のパクリだったりします。残念ながらそういう事が多いのです。なので、「大変!」とすぐにリツイートする事は止めましょうね。もちろん、台風実況や事故のツイートなどはこの限りではありません。)
繰り返しますが、「デマでも後でなにもなかったならいいじゃない」という思考はダメです。良かれと思って拡散されるデマは無意味な混乱を引き起こします。それは「自分だけ助かれば良い」と言う考えから来る行動を起こし、それを見た他の人を巻き込み、結局自分さえ巻き込まれます。これがパニックです。
絶対ではありませんが、デマは被災地の外からも発信されます。デマを流した本人は遠く安全な場所から起こるパニックを見ているだけの場合もあります。ひどい話ですが、現実はそうなのです。大変な時なのに、なのに、そうなのです。
デマを拡散する手助けをするのは止めましょう。
デマはパニックを引き起こします。パニックになってしまうとどんなに「大丈夫」と言われてももうその声は届きません。その結果は様々な悪影響を及ぼします。パニックは被害を大きくします。
本当に必要な情報を得るためにデマは撲滅していきましょう。誰も拡散しなければデマは伝わりません。情報は政府系のアカウントが次々と情報をアップデートしてくれます。だから、大丈夫です。
冷静になりましょう。
インターネットの使い方は誰も教えてくれませんが、「嘘を嘘と見抜ける力」がないとインターネットを使う事はできません。災害時、入ってくる様々な情報に対し、
「この情報の出処はどこなのだろう?」
「信頼できるソース元から発信されているだろうか?」
と疑う事をまず行ってください。
災害時の流言(デマ)については、こちらのページがとても腑に落ちますから、ぜひ一読してみてくださいね。
災害時の流言(デマ):流言の心理、原因、対策(こころの散歩道)
そして、各地域のコミュニティFMラジオ局と小さな(大きくても)ラジオを用意しておきましょう。電池で聴ける事が大切です。
コミュニティラジオが本当に力になりますし、無音の場所に他の場所からの音が聞こえる事が落ち着きを取り戻す事にもなります。
普段から聞いていても地元に密着していて、とても近いです。
北海道が大好きな私は。普段から北海道を思い函館の「FMいるか」を聞いて、初雪の便りやイベント情報など楽しく聞いていますが、今回も災害対応がものすごく。かつ、情報の扱いもデマを絶対に流さない姿勢がすごかったです。大停電の函館山の画像もツイッターに上がりました。
私、FMいるかの大ファンでたまにお便りが読まれたりしてます(ゝω・)。
全国が対象のテレビでは地域情報を伝える事は無理です。ラジオを用意し、聞ける状態にしてください。地域ラジオには情報が集まってきます。
電力の心配がなければ各社アプリでも提供されています。遠い地からもネットを経由して聴けますので是非(ただし、アプリだと電力もパケットも食いますのでご注意です)。
色々な方が備えについて述べています。私からは一つ。
「湯船がある家・部屋なら必ず風呂桶に水を張っておきましょう。」
水があればトイレが流せます(電気でどうこうなトイレは知りません)。顔も流せます。水が大量にあれば余裕もできます。必ず風呂桶に水を張っておいてください。もし大雨が降った場合下水が逆流します。それを抑えるにも水が必要です。真夏で電気が止まってしまったら水風呂としても使えますから。
南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されています。今一度まさかの時の連絡手段の方法と、スマホが使えない場合の手段を今のうちに確認しておきましょう。
外出している人がいる場合はどう動くか、必ず帰るから動かない、動いた先を知らせる方法、共通連絡先などを決めてください。
令和6年の能登半島地震では目を覆うようなひどい暴言や政治的発言が多々あり、被災した方へそれが向けられています。
流言は智者に止まる。
愚かな者は根拠のない噂を受け入れ、他人にも話したがるが、賢明な者はつまらぬ噂を簡単に信用しないし、他人に話すようなことはしないものだということです。
デマかどうかわからないなら、SNSから離れましょう。義憤はなんの役にも立ちませんから。