北海道東日本パスで冬旅北海道2016 その4・稚内から北見へ
北海道東日本パスを利用し真冬の北海道をひとたび再び巡る旅ブログその4です。宿泊地南稚内を後にし、宗谷本線の安牛で下車します。目的地は北見。お休みの日にお酒でもなめながらお読みいただけると幸いです。
宗谷本線稚内の始発列車で南下します。ダイヤ改正でどんどん削られている北海道ですが宗谷本線安牛で下車してみました。。
で降りたりしています。できるだけコンパクトにしたいと思っていますので、最後までどうぞお付き合いくださいませ(・∀・)全部で6つの予定です。
南稚内で朝を迎えます。以前より始発列車が1時間近く繰り上がり、稚内5:14発なんていうとんでもダイヤになってしまいました。
それでも上りは普通列車が旭川まで3本繋がっていますので便利です(下りは2本)。
駅の入り口は鍵がかかっていて、まだホームには出られません。座っていると幌延の方から轟音がしてきたので、「?」と思って見ていると
うわーー!!ラッセル車が来ました。
南稚内が開く前、ラッセルが抜海方面からやってきます。そこまで雪はなく、でもラッセルは走らせないとダメという環境。JR北海道の苦労が本当に偲ばれます。この馴染みある宗谷ラッセルも2016冬季で終わりとか。。
さて、稚内始発キハ54がやってきて、私一人を乗せます。稚内からの乗客はいません。
そのまま南下していってもいいのですが、今夜の宿は北見で、旭川から北見へ抜ける普通列車は1日1本「特別快速きたみ」のみ。これが15:03発なので、このままいくと旭川に早く着きすぎてしまうのです。
特別快速きたみに乗れる列車は名寄13:00発の「快速なよろ6号」まで大丈夫。ならば。ということで時刻表をめくります。
外は冬至に近づく12月。北の空はまだまだ真っ暗で、雪の灯が青く染めています。
「どこかからスーパー宗谷2号に乗って名寄まで行くか。」
という案に決め、さてうまく下り(音威子府発4321D)に乗り換えられる駅は、、とうことで、憧れの安牛に決めました。
稚内からの列車は安牛に6:27到着します。安牛に音威子府からの列車は6:40に到着します。戻りは幌延だと1時間待つので豊富まで行くことにして、いざ安牛に降り立ちました。
安牛駅です。
南稚内から乗ってきたキハ54を見送ります。誰も乗っていません。誰も乗りません。
降り立った時はこの暗さでしたが、徐々に明るくなりました。
道路側です。誰も使わなくても駅には電気が灯り、雪かきの道具が置いてあります。おそらくJR北海道で一番錆びてる駅が安牛ではないかと。
駅舎の中に入ります。綺麗に整頓されている安牛駅。
駅ノートももちろん置かれていましたが、列車できている人は本当に少ないです。電気が点いていることが不思議。
何の音もせず、シンシンと降る雪とサクサク雪を踏む音だけ。雪に閉ざされたこの季節の北海道は本当に良いです。
安牛駅前通り。ちなみに宗谷本線安牛はこんな場所にあります。
以前はこの道の左右に何軒かの家があったとも聞きます。駅があるのですから、人がいたのでしょう。今は何もありません。わりと遠くに牧場があります。
私はこの駅を残して欲しい。でも、残す必要がまったくないのも解ります。ここまでくると途中駅から乗ることも、降りることもなくなっていますし、輪をかけて不便で使いにくいダイヤが余計に利用を妨げているように感じます。
稚内方です。わかりにくいですが、かつてはもう一本線路が引かれていてここでも列車の交換ができるようになっていました。
名寄方です。10分足らずの滞在時間ではまったく足りません。もっともっとここに居たかったです。が、これを逃すと10:08まで列車はなく。夏場なら歩いていくこともできそうですが、冬の季節は命に関わりそうで断念。
ホームに立って風を浴びていると線路から列車が来ている音が響いてきます。
この場所からお別れする時がやってきてしまいました。
駅前は道路の除雪車が出ていて、パトランプを点灯させながら雪を跳ね飛ばしています。動画の初めのエンジン音は除雪車のエンジン音。
列車は安牛に定刻に到着しました。キハ54に乗り込み、一息つきます。やっぱり当然寒いですから、暖かい車にで身体各部の凍えが溶けてゆくのが気持ち良いです。
安牛到着時は乗客0でしたが、途中幌延から結構乗ってきました。そして豊富に到着です。
サロベツの豊富です。人がいる気配がなんとも心地良いです。豊富牛乳が最近首都圏でも(しかもsecomaから!)見るようになり嬉しいです。サロベツ牛乳を飲んだら他の牛乳飲めないです。
豊富温泉はかなり良い効能らしく、いちど浸かりたいなと思っていますがなかなか。
お天気は宗谷の曇ったと思ったらどさっと雪が降り、一気に晴れるの繰り返し。雪はさらっさらでまったく衣類は濡れず、ナイロンの上を転がるだけです。
豊富の駅舎内はストーブが焚かれ、暖かいです。
ここから7:39発52Dスーパー宗谷に乗車します。特急が来る時刻になると、かなりの人が待つようになりました。その中には学生さんもいます。時間が来ると指定席、自由席に列が自然にできて、スーパー宗谷の到着を待ちます。
かつては駅員さんがいて。時間が来たら改札を行い、切符を販売していたのが今は無人駅です。
日本海からの風を受けて待っていると稚内方面から特急が来ました。人が多く写真はないのですが、寒さに凍えながら乗り込みます。スーパー宗谷です。
無人駅できっぷを買えませんから車内で車掌から購入します。名寄まで買いました。
さすが特急です。先ほどいた安牛なんて吹っ飛ばす勢いで。誰も見ずにいくつもの駅を通過し、幌延、天塩中川、音威子府、美深と停車してゆきます。どの駅からも結構な人が乗車してきて、車内は賑わっていました。
名寄に定刻到着。今はスーパー宗谷はいなくなり、宗谷とサロベツになってしまいました。
名寄からの乗り継ぎが90分ほどあったので、名寄の町を歩きます。道北最大の都市名寄はかなり広く、でかい町です。
名寄駅好き( ´Д`)なよろのでかいスーパー「西條」で朝ごはんを食べ、生鮮食品を見て歩き、ぼちぼち名寄駅に戻ります。
駅前の「現在の気温」は-12℃。そこまでしばれる感じではなかったですね。
道北の空が本当にきれい(´・Д・)」
名寄駅前「よろーな」で見つけたポスターには
札幌仕様の設計と
年間平均温度差70℃の
寒冷地「なよろ」の設計は、
違うのです
札幌あたりから住宅設計がきているんでしょうかね。なよろっぽい家でないとその地で生きていくのは難しいと思うので、名寄で家を作る場合は名寄の工務店に頼もうと固く誓い、名寄を後にします。
途中塩狩を通り、旭川へ到着。
旭川で食事をし、途中駅上川まで行きます。
上川に到着です。層雲峡の入り口上川は大きな町です。旭川から上川がだいたい青函トンネルと同じ距離(53.5km)で、上川から隣駅白滝までは約40kmあります。なので、上川から先が絶望的につながらないのはこのブログで何度もお伝えしています。
#そんな石北本線を今回の旅で戻ってきます。乞うご期待!
さて、上川で硬券入場券を購入し、特別快速きたみに乗車。混んでるかな?と思いきや普通に座れる乗車率でして。
そんな状態で遠軽に到着。進行方向が変わり、椅子を回します。終点は北見。ここからまあ乗ってくる乗ってくる。みんな目指す北見へどの駅からも学生さん、社会人の方、サラリーマン風の方など、通勤電車の体です。車内100%以上の乗車率でギューギューでした。
#これ、遠軽-北見はもう少し車両増やすとか、、、、できませんよね( ´Д`)
遠軽から遠かったー。やっと北見に到着しました。
北海道東日本パスで真冬の北海道旅行記2016・5 北見から網走、釧網本線北浜で下車し、遠軽経由で旭川へ戻ります。
過去の北海道東日本パスの旅行記は
です。全て北斗星乗車していますので合せてどうぞ( ^ω^ )