6月の良い日悪い日です。和名月名「水無月(みなづき)」です。「梅雨が明けて水が涸れてなくなる月」「田植が終わって田んぼに水を張る必要のある月」「水無月の「無」は「の」という意味の連体助詞「な」であり「水の月」である」等諸説あります。なにはともあれ北海道を除くと梅雨真っ盛り、今月は己巳と一粒万倍日が重なります。
2015年5月のお日取りはこちらです。ひと月先のお日取りを書いています。
それでは毎度(専門的な事は解りませんが)のご注意に目を通して頂き、平成27年6月の六曜、暦、選日を記します。
毎度の文言ですが日の吉凶、六曜六輝は全く私は信じていません。二十四節気、七十二候のみ記していきたいのです。が、どうしても必要になる場面て多々あるよね、と言う事で参考になさって下さい。
特に六曜は知っていてあたりまえな常識に分類される時も多々ありますので一応は抑えておくと何かと便利です。
たちの悪い迷信に騙されない為にもそれがどういう意味でどういうお日にちなのかを知るのは良いと思います。なにか言われたら本当にそうなのか考えられますしね。日の吉凶はあくまでご参考にどうぞ。
全体で暦の上では縁起が良かろうと言われているお日にち
※良い日まで否定する事は無いと思いますので、縁起のいい日、良い日取りなんだな〜とご確認下さい。大安は大安で良いと私は考えています。
- 〜6月1日(月) 天一天上
- 6月3日(水) ○望(満月) 1:19
- 6月6 12 16 22 28 大安
- 6月6日(土) 二十四節気 芒種 8:58
- 6月10日(水) 一粒万倍日+八専
- 6月11日(木) 雑節/入梅 14:25 一粒万倍日
- 6月13日(土) 庚申+八専
- 6月16日(日) ●朔(新月) 23:05
- 6月17日(水) 甲子
- 6月22日(月) 二十四節気 夏至 1:38 己巳+一粒万倍日
- 6月23日(火) 一粒万倍日+大つち
天一天上
6月1日迄は方角に障りはありません。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
1粒の種が万倍に増える日とされています。古来から事始め、特に商売始め、開店などに吉日とされています。
反面、増えて多くなる意味から借金やものの貸し借りは不向きの日とされています。
たからくじ売り場で良く見かける暦注ですね。
甲子
暦の上で登場する甲子(きのえね)は60通りある干支の一番はじめにあたるもので吉日とされています。大黒天の縁日で今年は6回あり、
- 2月17日
- 4月18日
- 6月17日
- 8月16日
- 10月15日
- 12月14日
が甲子です。物事を始めるのに吉日と言われています。
己巳
60日に一度訪れる己巳(つちのとみ)の日は、弁財天の縁日であり縁起がよい日とされています。蛇はお金の使いとかなんとか。金運にとても効きそうな感じ。まあ悪くは言われません。
- 2月22日
- 4月23日
- 6月22日 +一粒万倍日
- 8月12日
- 10月11日
- 12月10日
が己巳です。
庚申
60日に一度訪れる庚申(かのえさる)の日は、帝釈天の縁日です。昔は庚申待ちと言われ、夜身体の中の虫が悪事を告げ口に行くのを防ぐため寝ずに起きていた風習がありました。
- 2月13日
- 4月14日
- 6月13日
- 8月12日
- 10月11日
- 12月10日
が庚申の日です。
大安
何事をするにも上吉の日。
全体で暦の上では縁起が悪かろうと言われているお日にち。
※暦注の大半は私は信じていません。が、どうにも気にする場面もありますので、あくまでも参考程度に。日柄が悪いからと言ってどうにもならない事も多々ありますしね。。
- 6月5 11 21 27 仏滅
- 6月14 20 28 不成就日
- 6月5 7 8 10 12 13 14 16 八専
- 6月4 7 19 三隣亡
- 6月23〜29 大つち
大つち
干支の土と土が重なる日です。穴掘り、伐採、土を動かす事は避けましょう。ただし、土用と同じく気にしない、期間内に始めない事で良しとしましょう。
不成就日
ふじょうじゅび、と読みます。障りがあって物事が成就せず悪い結果を招く凶日とされています。字面そのままです。
結婚、開店、柱立て、命名、移転、契約事などには不向きらしいです。
この日に急に何かを思い立ったり願い事も避けましょう、と言われています。他にも色々なことが凶となっていて、結局は全てのことが凶と言われています。とにかく凶。
こわいですね〜
三隣亡
さんりんぼう、と読みます。普請始め、柱立て、棟上げなどには大凶、もしもこの日を用いて施行した家屋が後日災禍を起こした場合隣近所まで滅ぼす大凶とされています。建設関係の忌み日です。
が、江戸時代の暦注解説書には、「三輪宝」の注記に「屋立てよし」「蔵立てよし」と付されており「凶日」ではなく「吉日」の意味で用いられていました。
八専
はっせん、と読みます。1年に6回あり、日の干支によって決まる暦注です。日の干支とは、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の60の組み合わせを毎日一つずつ割り付けたもので、60日ごとにめぐってきます。その日の干支に木・火・土・金・水の5種類の気を割り当て、十干と十二支の5行(木・火・土・金・水)が重なる8日間を言います。
例えば6月5日は壬子(みずのえ ね)ですので、[水・水]となります。
6/5〜6/16が八専で、その間の6日、9日、11日、15日は八専の間日と言い、特に障りのない日とされています。
八専は昔その「気」が重なる事から吉はますます吉となり、凶はますます凶となると昔の人に考えられていました。が、いつの頃からか凶の性質のみが強調されるようになったそうです。
現在では法事、供養等の仏事、破壊的な物事の着手や嫁取りには凶とされています。結局何事も上手くいかない凶日です。
60日毎に回ってくる六十干支の組み合わせなのです。当然5行も重なるのでそこになんらかの意味を持たせたのか、数合わせ的な事なのか神秘と取ったのか。人って面白いですよね。
仏滅
言わずと知れた何事をするにも忌み慎むほうが良い日です。
今月の一番いい日
と言う訳で私が字面と暦注だけで決めた今月の一番良い日は…
6月22日です。
己巳の日です。さらに一粒万倍日、夏至が重なりますので、効果倍増と言われています。巳の日ですからお金に関わる事に大吉です。大安でもあります。
こんなところで6月の暦注は以上です。
6月の節気
- 雨が続きます。食べ物が傷みやすいのでご注意下さい。
- 今年は4月頃から寒暖が激しいです。衣類で調整しましょう。
- 6/21は父の日です。
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それでは6月も良い月になりますように。