10月の良い日悪い日です。和名月名「神無月(かんなづき)」です。全国の氏神様が出雲へ集まります。出雲の神様は縁結びの神様で、この月に全国の神様が集まり話し合い、その中に男女の縁や人と人との縁を取り決める事も含まれているとか。10/25は十三夜(栗名月)です。月の後半に立冬前の秋の土用が来ますので、季節が冬へと移って行きます。
2015年9月のお日取りはこちらです。ひと月先のお日取りを書いています。
それでは毎度(専門的な事は解りませんが)のご注意に目を通して頂き、平成27年10月の六曜、暦、選日を記します。
毎度の文言ですが日の吉凶、六曜六輝は全く私は信じていません。二十四節気、七十二候のみ記していきたいのです。が、どうしても必要になる場面て多々あるよね、と言う事で参考になさって下さい。
特に六曜は知っていてあたりまえな常識に分類される時も多々ありますので一応は抑えておくと何かと便利です。
たちの悪い迷信に騙されない為にもそれがどういう意味でどういうお日にちなのかを知るのは良いと思います。なにか言われたら本当にそうなのか考えられますしね。日の吉凶はあくまでご参考にどうぞ。
全体で暦の上では縁起が良かろうと言われているお日にち
※良い日まで否定する事は無いと思いますので、縁起のいい日、良い日取りなんだな〜とご確認下さい。大安は大安で良いと私は考えています。
- 10月4・10・15・21・27 大安
- 10月6日(火) 一粒万倍日
- 10月8日(木) 二十四節気 寒露 23:43
- 10月9日(金) 一粒万倍日+三隣亡
- 10月11日(日) 庚申
- 10月12日(月) 体育の日・一粒万倍日
- 10月13日(火) ●朔(新月) 09:06
- 10月15日(木) 甲子
- 10月20日(火) 己巳
- 10月21日(水) 一粒万倍日・土用の入り+三隣亡+不成就日+大つち
- 10月24日(土) 二十四節気 霜降 2:47+一粒万倍日
- 10月25日(日) 十三夜
- 10月27日(火) ○望(満月) 21:06
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
1粒の種が万倍に増える日とされています。古来から事始め、特に商売始め、開店などに吉日とされています。
反面、増えて多くなる意味から借金やものの貸し借りは不向きの日とされています。
たからくじ売り場で良く見かける暦注ですね。
甲子
暦の上で登場する甲子(きのえね)は60通りある干支の一番はじめにあたるもので吉日とされています。大黒天の縁日で今年は6回あり、
- 2月17日
- 4月18日
- 6月17日
- 8月16日
- 10月15日
- 12月14日
が甲子です。物事を始めるのに吉日と言われています。
己巳
60日に一度訪れる己巳(つちのとみ)の日は、弁財天の縁日であり縁起がよい日とされています。蛇はお金の使いとかなんとか。金運にとても効きそうな感じ。まあ悪くは言われません。
- 2月22日
- 4月23日
- 6月22日
- 8月21日
- 10月20日
- 12月19日
が己巳です。
庚申
60日に一度訪れる庚申(かのえさる)の日は、帝釈天の縁日です。昔は庚申待ちと言われ、夜身体の中の虫が悪事を告げ口に行くのを防ぐため寝ずに起きていた風習がありました。
- 2月13日
- 4月14日
- 6月13日
- 8月12日
- 10月11日
- 12月10日
が庚申の日です。
大安
何事をするにも上吉の日。
十三夜
一部の地域では「十五夜お月見をして十三夜のお月見をしないと片月見で良くない」と言われています。中秋の名月の月見に対して後の月見とも言われています。
全体で暦の上では縁起が悪かろうと言われているお日にち。
※暦注の大半は私は信じていません。が、どうにも気にする場面もありますので、あくまでも参考程度に。日柄が悪いからと言ってどうにもならない事も多々ありますしね。。
- 10月3 9 14 21 26 仏滅
- 10月8 13 21 29 不成就日
- 10月3 5 6 8 10 11 12 14 八専
- 10月5 21 三隣亡
- 10月21〜11月7日 秋の土用 22,24,26,11/3,5,7は間日
- 10月21〜27 大つち
- 10月29〜11/4 小つち
土用(秋の土用)
1年の春・夏・秋・冬にそれぞれ四季の土用があります。
土用が終わると季節が変わり、秋の土用(10/21〜11/7)の最終日は節分で、翌日11/8は「立冬」です。暦の上では冬がやってきます。
土用の期間は動土、土木工事に着手する事は大凶と言われています。しかも21日から27日が「大つち」、29日から11月4日が「小つち」と重なります。
秋の土用の間日は未・酉・亥の日です。22、24、26、11/3、5、7は間日となり、特に触りはありませんが大つち、小つちと重なっています。
土用の期間に土いじりを始めなければ良いと言われていますので、前日にでも着手しましょう。
大つち
干支の土と土が重なる日です。穴掘り、伐採、土を動かす事は避けましょう。ただし、土用と同じく気にしない、期間内に始めない事で良しとしましょう。
不成就日
ふじょうじゅび、と読みます。障りがあって物事が成就せず悪い結果を招く凶日とされています。字面そのままです。
結婚、開店、柱立て、命名、移転、契約事などには不向きらしいです。
この日に急に何かを思い立ったり願い事も避けましょう、と言われています。他にも色々なことが凶となっていて、結局は全てのことが凶と言われています。とにかく凶。
こわいですね〜
三隣亡
さんりんぼう、と読みます。普請始め、柱立て、棟上げなどには大凶、もしもこの日を用いて施行した家屋が後日災禍を起こした場合隣近所まで滅ぼす大凶とされています。建設関係の忌み日です。
が、江戸時代の暦注解説書には、「三輪宝」の注記に「屋立てよし」「蔵立てよし」と付されており「凶日」ではなく「吉日」の意味で用いられていました。
八専
はっせん、と読みます。1年に6回あり、日の干支によって決まる暦注です。日の干支とは、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の60の組み合わせを毎日一つずつ割り付けたもので、60日ごとにめぐってきます。その日の干支に木・火・土・金・水の5種類の気を割り当て、十干と十二支の5行(木・火・土・金・水)が重なる8日間を言います。
例えば10月3日は壬子(みずのえ ね)ですので、[水・水]となります。
10/3〜10/14が八専で、その間の4日、7日、9日、13日は八専の間日と言い、特に障りのない日とされています。
八専は昔その「気」が重なる事から吉はますます吉となり、凶はますます凶となると昔の人に考えられていました。が、いつの頃からか凶の性質のみが強調されるようになったそうです。
現在では法事、供養等の仏事、破壊的な物事の着手や嫁取りには凶とされています。結局何事も上手くいかない凶日です。
60日毎に回ってくる六十干支の組み合わせなのです。当然5行も重なるのでそこになんらかの意味を持たせたのか、数合わせ的な事なのか神秘と取ったのか。人って面白いですよね。
仏滅
言わずと知れた何事をするにも忌み慎むほうが良い日です。
今月の一番いい日
と言う訳で、今月は難しいのですが私が字面と暦注だけで決めた今月の一番良い日は…
10月15日です。
甲子の日です。
あと、普段は書かないのですがたぶんあまり宜しくない日は10月21日です。。
来月11月はいよいよ今年の終わりを迎える月です酉の日の酉の市や立冬を迎えます。更新をお楽しみに!
こんなところで10月の暦注は以上です。
2015年10月の節気
- 体育の日は10月12日です
- 各地で豊穣を祝う秋祭りが開催されます。
毎日の暦、暦注は当サイトのiPhoneにカレンダーアイコンを追加して使えるものがありますので是非ご利用下さい。
それでは10月も良い月になりますように。
居酒屋のプレオープンと開店日を決めようとしております。
プレオープンは10月15日に決めましたが
本来のお客様への開店は16日、17日、20日のどの日にすべきか迷ってます。
ご示唆ください。
こんにちは、コメントありがとうございます。私は完全に素人ですのであくまでも微々たる参考程度に留めてください。
ご検討されている3日いずれのお日にちでも私は良いと思いますが、上記「16日、17日、20日」のうちならば開店日は「10月17日」が宜しいかと思います。
この日は新規事開始、開店によさそうです。
あくまでご参考までに留めて、最後はご自身で決めてください。ご商売の繁盛をお祈り申し上げます!
こんばんは。
来年の暦は、どこかに記載されていますでしょうか?
天しゃ、天一天上など載っているサイトなどご存知でしたら教えてください。
よろしくお願いします。
こんにちは、コメントありがとうございます。
当サイトで来年の暦は来年1/1に投稿予定ですが、12/1に投稿するかもしれません。
今しばらくお待ち下さい。今後も当サイトをよろしくお願いします。