9月の良い日悪い日です。和名月名「長月(ながつき)」です。語源は諸説あり、新暦の十月上旬から十一月の上旬にあたり、夜がだんだん長くなる「夜長月(よながつき)」の略とする説が有力です。今月は最上級の上吉日「天赦日」があります。十五夜お月様(中秋の名月)は9月27日、お彼岸は9月20日〜9月26日です。
2015年8月のお日取りはこちらです。ひと月先のお日取りを書いています。
それでは毎度(専門的な事は解りませんが)のご注意に目を通して頂き、平成27年9月の六曜、暦、選日を記します。
毎度の文言ですが日の吉凶、六曜六輝は全く私は信じていません。二十四節気、七十二候のみ記していきたいのです。が、どうしても必要になる場面て多々あるよね、と言う事で参考になさって下さい。
特に六曜は知っていてあたりまえな常識に分類される時も多々ありますので一応は抑えておくと何かと便利です。
たちの悪い迷信に騙されない為にもそれがどういう意味でどういうお日にちなのかを知るのは良いと思います。なにか言われたら本当にそうなのか考えられますしね。日の吉凶はあくまでご参考にどうぞ。
全体で暦の上では縁起が良かろうと言われているお日にち
※良い日まで否定する事は無いと思いますので、縁起のいい日、良い日取りなんだな〜とご確認下さい。大安は大安で良いと私は考えています。
- 9月5・11・16・22・28日 大安
- 9月8日(火) 二十四節気 白露 8:00
- 9月12日(土) 一粒万倍日
- 9月13日(日) ●朔(新月) 15:41
- 9月14日〜9月29日 天一天上
- 9月17日(木) 一粒万倍日
- 9月19日(土) 社日
- 9月20日〜9月26日 秋のお彼岸
- 9月21日(月) 敬老の日
- 9月22日(火) 休日
- 9月23日(水) 二十四節気 秋分 17:21 秋分の日
- 9月24日(木) 一粒万倍日
- 9月27日(日) 十五夜(旧暦八月十五日)
- 9月28日(月) ○望(満月)11:51
- 9月29日(火) 天赦日・天一天上・一粒万倍日
天赦日(てんしゃび・天しゃ)
大吉日です。天の恩恵により何の障害も起きない日とされ、特に結婚、開店、事業創立、拡張等に用いて最良の日とされています。
今年平成27年の天赦日は6日あり、
- 3月3日
- 5月2日
- 5月18日(天赦+天一天上)
- 7月17日(天赦+天一天上+一粒万倍日・三隣亡)
- 9月29日(天赦+天一天上+一粒万倍日)
- 12月14日(天赦+甲子+一粒万倍日)
が天赦日です。
天一天上
人事の吉凶禍福を司る方位の神様天一神が天上する日とされています。
天一神は癸巳(みずのと み)の日に天上されるそうで、平成27年9月14日より9月29日の戊申(つちのえ さる)までの16日間は天一神の障りが無いので方角の禁忌は無いようです。平安時代に大流行した暦注です。
家の中さえきれいにしておけば問題なしです。旅行や休暇、おでかけ吉。
シルバーウィークと被っています。この期間のお出かけ大吉です。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
1粒の種が万倍に増える日とされています。古来から事始め、特に商売始め、開店などに吉日とされています。
反面、増えて多くなる意味から借金やものの貸し借りは不向きの日とされています。
たからくじ売り場で良く見かける暦注ですね。
重陽
9月9日は五節句の最後「重陽の節句」です。この日は「菊の節句」とも言われています。お酒に菊の花を浸して飲み、健康長寿を祝う習わしがあります。
十五夜
今年の十五やお月様(中秋の名月)は9月27日です。旧暦八月十五日であるこの日、ゆっくりお月見をしましょう。
社日
9月19日の「社日」は土地の神、五穀の神をお祀り祝う日です。春分、秋分に一番近い戊(つちのえ)の日を言います。実りの収穫について五穀の神様に感謝する日です。
大安
何事をするにも上吉の日。
全体で暦の上では縁起が悪かろうと言われているお日にち。
※暦注の大半は私は信じていません。が、どうにも気にする場面もありますので、あくまでも参考程度に。日柄が悪いからと言ってどうにもならない事も多々ありますし。。
- 9月1日 二百十日
- 〜9月5日 小つち
- 9月11日 二百二十日
- 9月1・9・22・30 不成就日
- 9月5〜14(7、10は間日で障り無し) 十方暮れ
- 9月11・23 三隣亡
- 9月4・10・15・21・27 仏滅
二百十日、二百二十日
9月1日は「二百十日」です。9月11日は「二百二十日」。立春の日から数えて210日目、220日目にあたるこの日は農作(稲)と台風の関係を表して注意を喚起する日本独特の呼称です。最近では7月頃より台風がやって来ますが、元々は稲の開花期と大型台風の集中期に注意しましょうと言う日です。
不成就日
ふじょうじゅび、と読みます。障りがあって物事が成就せず悪い結果を招く凶日とされています。字面そのままです。
結婚、開店、柱立て、命名、移転、契約事などには不向きらしいです。
この日に急に何かを思い立ったり願い事も避けましょう、と言われています。他にも色々なことが凶となっていて、結局は全てのことが凶と言われています。とにかく凶。
こわいですね〜
三隣亡
さんりんぼう、と読みます。普請始め、柱立て、棟上げなどには大凶、もしもこの日を用いて施行した家屋が後日災禍を起こした場合隣近所まで滅ぼす大凶とされています。建設関係の忌み日です。
が、江戸時代の暦注解説書には、「三輪宝」の注記に「屋立てよし」「蔵立てよし」と付されており「凶日」ではなく「吉日」の意味で用いられていました。
十方暮れ
じっぽうぐれ、と読みます。1年に6回あり、日の干支によって決まる暦注です。十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の60の組み合わせを毎日一つずつ割り付けたもので、60日ごとにめぐってきます。その日の干支に木・火・土・金・水の5種類の気を割り当て、相性が良くない日が連続する10日間を十方暮れと言います。
十方暮れは「労して功の少ない日」とされています。天地の和合が崩れて新規事や旅立ち、相談事など凶。結局何をやっても凶。何もかも上手く行かない日。と考えられました。
ですが六十干支の内の十日、実に1/6の期間この十方暮れになりますのでまあ、程よく注意しておくくらいで良いのかもしれません。
仏滅
言わずと知れた何事をするにも忌み慎むほうが良い日です。
今月の一番いい日
と言う訳で私が字面と暦注だけで決めた今月の一番良い日は間違いなく天赦日の
9月29日です。
更にこの日は天一天上と一粒万倍日が重なっています。何か始めようとするならこの日で間違いありません。お財布使いはじめも良い日です。
前日に望(満月)を迎えていますが、月が満ち満ちたように様々な物事が満ちるよう願掛けてみませんか?
こんなところで9月の暦注は以上です。
9月の節気
- 秋のお彼岸は、彼岸の入り 20日 中日(秋分)23日 彼岸の明け 26日 です。
- 9月19日〜9月23日はシルバーウィークと呼ばれる大型連休です。
今年もあっという間にもう秋分がやって来て、暦の上では秋が来ます。暑さ寒さも彼岸まで、猛暑から開放されるのも後少しですね!
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耳を澄ますと虫の音が聞こえて来る頃です。この月、9月も良い月になりますように。