青春18きっぷを使い往路ムーンライトながらで東京−大垣−米原−敦賀−小浜−福知山−京都−奈良−大阪、復路新大阪−東京の在来線を乗車してきました!
別日には東京−名古屋−JR東海のリニア鉄道館−近鉄で伊勢神宮−伊勢市駅からJR−東京、と行ってきました。乗車前「東京−大阪を18きっぷで移動するのはしんどいし、ムーンライトながらはいろいろ怖いと聞くし…」などと聞きかじっていたのですが、。。
青春18きっぷで東京−大阪往復・別日に東京−伊勢神宮往復した話
JR北海道ばっかり乗ってる私ですが、この夏、西へGo West. Discover Westしてきました!いつも長いブログですが、今回のこれはサックサク進みます。
*こちらでは往路を東京からムーンライトながらで大垣、米原から山陰を回り大阪へ。復路在来線新大阪から東京を書いています。(東京から在来線で伊勢神宮はその2に書きます。)
きっかけは何気なく見ていた「JR Cyber Station」でムーンライトながらを見たら空席があり、そのままえきねっとで指定券が取れてしまった事。
なので、東京ー大阪在来線もムーンライトながらも初めての経験、大丈夫かな?と不安だったのですが、結論から言いますと全然大丈夫です!
東京−大阪間を18きっぷ+ムーンライトながらで
いろいろな噂があるじゃないですか。
- ムーンライトながらは乗客が怖い
- 大垣とか米原とかいろいろなところでダッシュしないといけない
- ながらの切符が取れない
- ながらは眠れない
- ながらはうるさい
- 在来線はどこまで行っても静岡でツラい
- 在来線静岡区間がロングシートでツラい
- 在来線静岡区間が3両とかでギューギュー
- 東海・名古屋は同じ電車ばかりでツラい
- JR東海がツラい
- JR東海が嫌い
- JR東海がダメ
と、SNSやブログでも静岡区間のキツさとJR東海への恨み言ばかり行き当たります。一度やりたかった東海道本線を西へ行く事、今回乗車してみて個人的には「全然らくらく在来線」でした。
というわけで、①青春18きっぷで行く東京−大阪−東京と、②青春18きっぷで行く東京−伊勢神宮−東京のお話、はじまりです!
今回のルート
Google MyMapがルートを鉄道で取れないので徒歩ですが、だいたいこんな移動しています。
出発・ムーンライトながらで東京から大垣まで

東京から岐阜県大垣まで臨時快速が18きっぷの期間走っています。
これが悪い話しか聞かない(乗客のマナーが悪い・うるさい・眠れない)ムーンライトながら。
今回、JRの指定券の売り切れかどうかを調べられるCyber Stationを見ていたところ、空席がありでした。ので、インターネットできっぷが買える「えきねっと」から申し込み、サクッと買えてしまったのです(ムーンライトながらの指定券発売は寝台券と同じく1ヶ月前の10時から発売、同時に売り切れです。が、この指定券も見ていれば絶対に空きが出ます。)
熱海より西へ行く(JR東海とJR東日本の境界は熱海です)には「青春18きっぷ」が必要なので、いつもの「北海道東日本パス」でなく、いわゆる18きっぷを合わせて購入しました。
さて、東京駅です。

8番線の発車標。「満席」表示ですねぇ。行き先「大垣」というのが郷愁を…あまり誘わなかったですねぇ(´Д` )乗ったら翌朝にはもう岐阜県大垣。

そろそろ時間も時間なのでホームへあがります。人が多かった〜
そして、列車の入線です。

やる気ないw

大垣行き。踊り子の特急車両ですね(‘ω’)→が名古屋方面。
18きっぷを使い西へ行く人で満席のムーンライトながら。東京出発時は座席の空きがかなりありましたが、小田原で満席になりました。
*なぜかというと青春18きっぷは0時まで使えます。ムーンライトながらが0時を過ぎて初めて止まる停車駅は小田原(0:31)なのです。
その後、東海道本線を丁寧に停車して行く夜行快速は沼津、静岡、浜松、名古屋、岐阜、終点大垣に止まります。止まるんですよちょいちょい。
なので、眠れない第一の要因「明るい」んですこの列車。
*かつて走っていたムーンライトえちごや急行はまなすは「減灯」と言って、深夜のご旅行ですから車内の明かりが暗くなりました。すると、べちゃべちゃ喋っている人も徘徊している人も席につかざるをえないんです(つかない人も無論いますし、寝台特急に連結されていたロビーなどは減灯しません)。
*が、ムーンライトながらは減灯しません。煌々ときらめく車内灯。盛り上がっちゃっているグループの楽しげな話し声。停車毎に東海道貨物を撮影すると見られる方々の徘徊。眠れませんから、寝る事は諦めたほうがいいです。
*無論、乗り合わせた人によりますこれ。
とかうつらうつら考えていると名古屋。だいぶ降り、明るくなった岐阜の町を走り、大垣に到着します。
大垣ダッシュと呼ばれるホームを走り米原行きに着席する事
10両編成のながらは大垣に到着し、ドアが開きます。ここでさらに西へ行く米原行きへ乗り換えの人たちが着席するために走る「大垣ダッシュ」というのがありますし、実際走っていました。岐阜を出たあたりからデッキへ行く人もいて、とてもマニュアル通りです。でも彼らは1番到着と思こみ、向かって左ドアに列を作っていたのですが到着は2番線でした。
*確か。でも考えると何番線に到着したのかわかんなくなりました。階段を上って別ホームに待っている米原行きに乗り換えたのは確実です。2番線に到着し、右が開いたと記憶しているんですが、、で、1番線から米原行きに乗ったような。でも実際は1番線に到着、左が開いたのかなぁ。2017年夏の話です。
情報が古いのか、たまたまなのか、乗り換え先の米原行きは8両編成で、ほぼ全員着席できたように見えます(普段は4両編成なんですかね?)。
大垣ではダッシュしないとダメなの?と思っている方も多いと思うのですが、全然そんな必要ありません(乗り換え時間は3分ですが、当日中に遠くへ行く予定がなければその次の米原行きも30分待てば出発しますし、大垣では「ながら」からの乗り換え客を待っていました)。
*個人的な感覚です*乗り換えた米原行きの乗車時間は30分程度です。5:53に大垣を出て、米原には6:27に到着します。たかが30分です。
それ以降の行程にもよりますが、「ムーンライトながら」で座りっぱなしで痛い身体の節々、狭い座席に縮こまりエコノミー症候群寸前の膝。血流が悪い全身。30分程度座れず立っていてもダメージはなく、むしろ身体にいいのでは(個人的)と思っています。
ここで関ヶ原を超えます。山間部を走ります。車窓もいい感じです。なので、大垣ダッシュという言葉に踊らされず、予定を立てていくと良いかもしれません。
*北海道なんて到着3分前に出発してしまい、その次の列車が140分待ちとか当たり前なので感覚はあてにならないかも。
米原到着

これが大垣から米原まで乗ってきたやつです。JR東海ですねぇ。米原では対面で播州赤穂行きの新快速が待っていましたが、私はせっかくなのでここから北上してみました。ムーンライトながらについては以上です。
ぐるっと大阪まで

米原です。ここから北陸本線に乗り、北へ向かってみます。目的地は大阪なのですが「ながら」のおかげで早く着いちゃったのでぐるっと日本海を回って京都に出て大阪へ行こうという魂胆です。

JR西日本の駅名板が新鮮(´Д` )
全く初めての線路なのでいまいち自分がどこにいるのか解っていません。でも次が敦賀。敦賀から福井へ行くか、小浜線ていうのに乗るか。
乗り換えがちょうど良かったので小浜線てのに乗って、日本海を見ながら東舞鶴というところへ向かいます。

*もう死ぬほど腹ペコでした。何もないんですよ(´Д` )キオスクはおろか店もないし駅ソバもないし降りたら次の列車まで180分。若狭のおいしそうなものいただきたかったのですがまた今度。

景色は素晴らしく。日本海を山陰から見て、お腹ペコペコ。若狭湾をみているとお魚が食べたくなりますね(;´Д`A

いくつもの駅を停車して、終点の東舞鶴に到着し、ここの駅の中にセブンイレブンを発見し、やっと食べ物にありつけました。
未踏の地東舞鶴でパンをかじりながら、さらに進んでみようと思います。福知山から南下しようと(時刻表もっていないのでJR西日本の路線図を頼りに)ルートを決定しました。

こんなのがいたら乗るでしょう(´Д` )福知山まで乗車します。
で、福知山から福知山線ていうので尼崎へ出るか、少し戻って綾部って駅から京都に出るか選べる感じだったので(もう北海道と文化が違いすぎ。この選べる感覚はとても新鮮でした。JR北海道の場合選ぶ余地なし、乗り遅れは死につながりますし。。(´Д` ))京都に出ることにします。

超絶可愛いのいた(*^-^*)。これたぶん福知山駅。京都丹後鉄道というらしいです。これに乗ると天橋立へ行けるらしく(らしい、らしいですいません)、今度乗ってみたい。さすが西日本。よろしおます。しかもここは京都府です。
福知山駅は有人改札ですごく素敵な雰囲気でした。
綾部から山陰本線で京都へ
そして、福知山から綾部、そこから山陰本線で京都へ向かい、京都から奈良へ行っちゃいます。

奈良から大阪へ戻り、今日の目的地へ行くために阪急電車に乗り、行きの行程は無事に終わりました。

新大阪から東京へ
大阪で何泊かし、東海道線を在来線で帰ります。新大阪から乗り東京まで行きます。7:34発新快速で東へ。

さて、行きは一気に大垣まで到着し、件の「静岡県」はうとうとしているうちに過ぎましたが、戻りは意識があります。
新快速は混んでいましたが、早い。あっという間に米原に到着です。
*米原駅はトイレが狭い。本当に狭くてお話になりません。
米原からは大混雑ですね。12両編成の新快速が8両になるので混んで当然ですが、特別快速という種別で転換クロスシートの快適車両でらくらく豊橋到着です。名古屋で下車しようかどうしようか迷いましたが、次の機会ということで一気に豊橋へ抜けました。

豊橋で改札から出て、駅の施設で食事をし、再び駅へ戻ります。
豊橋から先、静岡区間
豊橋駅のホームで待っていると、なるほど。確かに噂されている
- 3両編成
- ロングシート
- 混んでる
JR東海の静岡区間に突入です。本当にロングシートの211系はまるで高崎線のようです。
豊橋まで8両とかがガンガン来るのに豊橋から先静岡区間になるといきなり3両。ロングシート。しかも混んでる。
大垣−名古屋−豊橋は快速とか新快速とか転換クロスシートでガンガン走っていますが、豊橋から熱海までは
- 3両編成
- ロングシート
- 混んでる
んです。静岡県民はもっとJR東海に怒るべきです。
でも(ここが大事)、しんどいと噂されている静岡区間、1時間に日中昼間でも4〜5本はあるんですよ!すげえ!すげえよJR東海。疲れとかトイレとかで乗車が無理なら降りてホームにある駅ソバ食べられる。快速や急行がないので降りたい駅で降りちゃっても大丈夫です。
この1本後でも大丈夫、むしろすぐに来るのはさすが東海道本線ですね。途中で1時間を越すバカ停車もなければ、接続列車が到着の3分前に出て行ってしまったり特急は30分に1本走っているのに普通列車が2時間ないどこぞの北の鉄道とは大違いです。
新幹線優遇はもちろんです。JR東海は新幹線しかありません。でも、決して在来線を雑に扱っているわけでもないと感じています。
- 豊橋−浜松(掛川)
- 浜松−静岡(興津)
- 静岡−熱海
と解り易く運転系統が分かれています。ので、いろいろなパターンで乗り換えが出来ます。始発駅を調べて途中で乗り換えたり、興味がある駅名の駅で降りたり。自由に乗り降りできるのが熱海−豊橋のいいところだと思います。
確かにどこまでいっても静岡で、同じ電車ばっかりで、混んでいて座れないこともありましたし、富士山見えなかったけれども、車窓は新鮮でしたし、駅名も東海道の地名が次々に出てくるので興味は尽きません。
そして、お腹を満たせることがなにより重要です。
今回は乗り換えのために降り立った豊橋と浜松改札内、静岡駅はホームに駅そば屋さんがありました。
豊橋駅改札内、フードコートみたいなところにある「壺屋」
浜松駅の改札内、階段下の「自笑亭」
静岡駅ホームの「富士見そば」
でいただきました。一番美味しかったのは富士見そばで、ここは次の伊勢神宮・名古屋行きの際にも下りも上りも静岡駅で下車して頂いちゃいました。
*18きっぷなので改札外でも食事はできますが、駅ソバ応援したいです。
乗車して、そばをすすり、乗車してそばをすすっているとあっという間に沼津、そして熱海へ到着です。
確かに静岡区間は長いですが、そんなに言われるほどキツイかな?と正直なところ思いまして。
で、
「自分は行きをムーンライトながらで行ったから静岡の洗礼を受けていないのではないか(´Д` )」
との熱い思いから、翌月(9月)残り3回ある18きっぷを握りしめ、名古屋・伊勢神宮へと在来線で旅立ちました。
次回は「青春18きっぷで東京から名古屋、名古屋から伊勢神宮へ行き、在来線で帰る」に続きます。
おまけ・個人的駅そばランキング
こういう趣味なので(電車に乗って移動するのが好き・北海道が好き・腹空かしくん)駅そばはかなり利用します。どんどん潰れてるので駅そばを見たら食べてください。
唐突に個人的駅そばランキング。
1番美味いのは言わずもがな、宗谷本線音威子府の常盤軒。真っ黒いそばとあっさりしたツユ。口いっぱいに広がるそばの味と香り。JR北海道のダイヤ改正で音威子府に長時間停車する列車がなくなり、食べることが難しくなりました。地域も鉄道も一緒に賑わうためにJR北海道はその沿線施設にもっと目を向けるべきです。誰も乗っていない宗谷本線、1分早く着くよりも大事なことがあるのでは?
2番目に美味いのは根室本線新得駅「新得そば」。音威子府に負けず劣らず、さすがそばの産地新得のそば。伸びちゃっているのに当たると切ないですが、奇跡のような一杯が出てくるのがここ新得駅にある駅そば屋さんです。天ぷらとたまごは載せましょう。おつゆはまるで京都のお出汁です。その上品なツユはちょっと力強いそばに負けているような気がしますが、美味いですよ。
3番目は留萌線留萌駅のニシン蕎麦。
4番目は名古屋のきしめん。駅そばじゃないですが、名古屋駅のきしめんはすごい。どの店も美味しい。いろんな意味ですごい。店の数もNREウィルスにやられたJR東日本とは大違い。個人的には「名代きしめん 住吉」系列の味があっさりの中に深い味わい、きしめんの喉越しと具材のうまさでごひいきです。東京の駅そばと比較するのもおこがましい神々しさでランクイン。
5番目・静岡の富士見そばがランクインです。ツユが美味いのは焼津が近いから?出汁が関東でもなければ中部でもない、なかなか体験できないお味です。おそばは当たり外れあり、ハズレだとふにゃふにゃのブツブツです。
6番目・我孫子の弥生軒。巨大からあげと関東の濃い味の真っ黒なツユ。うまい。残念なのはそばが真っ白でうどんと変わらない。。新京成の新津田沼駅構内にもあるのですが、行ったことがないです。からあげだけでも一度は食うべき関東駅そばの最高峰。有名どころばかりですいません。
他にもあるんですが、脱線しすぎなのでまた別の機会に!