災害緊急時SNSプロフィールアイコン

災害緊急時のSNSプロフィールアイコンを作りました。

災害はないに越したことはありませんが、人知の及ばない災害は起こってしまいます。その時、安否確認で混乱するSNS。アイコンで相手に自分が「無事」だと伝える手段を作りました。

今回の北海道胆振東部地震は大停電が起こりました。充電のため、貨物の機関車やさまざまな工夫でバッテリーを充電できるようにしていましたが、自宅が停電のままですとどんどん減る電池なのに、止まらない安否確認の通知。なんとか少しでもそのやり取りの負担を減らしたいと。

そこで、心配する方もされる方も安心でき、かつ簡単なものを作りました。

どれだけ171の災害伝言ダイアルや各社のweb安否情報提供の場所があっても、TwitterやLINEなどのSNSやメールで直接「大丈夫?」と聞ける安否確認の手軽さには敵いません。

誰も責められません。災害発生の時、無事を確認するのは絶対です。

けれども、停電を伴うとその「地震大丈夫?」「台風大丈夫?」などのLINEの度にスマートフォンの電力は消費してゆきますし、返信しているのも大変です。

被災後もっとも重要な「正しい情報」を得るためにできるだけスマホの電力は保存しておくべきです。テレビよりも早く正確な情報が各省庁や大臣によってネットに直接流れてくる時代です。バッテリーの消耗は抑えたい。

LINEやメールは通知を伴い、その度に照明が点灯してしまい、著しく電力を消費します。画面の明るさを最低にしても限度があります。

通知を切る、という手段もありますが、そうなると昔の携帯電話のように「センター問い合わせ」のように結局見てしまいます。何か重要な(被災していても)事がきているのでは?と思うのは仕方がありません。

そこで、SNSに設定し、先方に無事を伝えるプロフィールアイコンを

  1. 無事
  2. 被災レベル1
  3. 被災レベル2

と、作りました。

普段のアイコンカレンダーと同様にホーム画面に置いておけます

なので、保存した画像をカメラロールから探す手間もありません。緊急のラジオアプリなどど一緒にホーム画面の「非常用」フォルダに入れておいて、どうか備えてください。

文字が小さいので、下にLINEのアイコンの拡大方法と変更方法も合わせて書いておきます。

https://cal.hokkyokudesign.com/eme.html

こちらから落とせます。ぜひ。

災害緊急時SNSプロフィールアイコン
災害緊急時SNSプロフィールアイコン

これらが今後使われる事がない事を祈りながら制作しました。

LINEプロフィールアイコン確認・変更方法

アイコンの確認はLINEを開き、

  1. 左上の「<」印が出なくなるまでタップ
  2. 左下の「友達????」をタップ
  3. 一番上の「自分」or「友達の名前」をタップ
  4. アイコンをタップで大きく見れます。

プロフィールアイコン変更は

  1. 左上の<印を出なくなるまでタップ
  2. 左上の「ギア⚙️」をタップ
  3. 設定が開くので「プロフィール」をタップ
  4. アイコンをタップ、「写真/動画を選択」し、カメラロールの画像を選択

です。

災害緊急時リンク

web171

経済産業省ツイッター(停電・ガソリン・食料)

首相官邸ツイッター(全般)

陸上自衛隊(風呂)

あとは、各地域の自治体を探し、情報を得てください。

他は不要

デマを止める

災害発生時はデマが大量発生します。「必ず」その情報の出処(ソース)が正確なところから出ているか、確認してください。

「たとえデマでも危機を伝えること」は有害です。絶対に出処が不明な情報の拡散に加担する事は止めましょう。

  • いかにも重要ぽく
  • 自分では確認する事ができず
  • 不安に思う事

はデマとして流れやすいです。

例えば、「知人の消防の人から聞いた」「知り合いの役場の人が」「友達の携帯会社の人が」など、いかにも信用できそうなソースから始まる文言はすべてデマと言って良いと思います。

LINEは閉じた空間でやり取りしているのでどうにもならないのですが、Twitterなどは必ず情報元を明示しているかどうかを判断の材料にしてください。

よく分からなければ出どころが公式認証している政府系アカウントであるかどうかで判断してください。

公式認証バッジ

公式に認証されたアカウントにはバッジがついています。

twitter公式認証バッジ
twitter公式認証バッジ

このマークが付いているアカウントは「認証」されています。

政治家や専門家本人であったり、公式な組織にバッジが付いていますので、まずは情報発信源がこの「認証バッジ」が付いているかどうかを見る事が大切です。

なりすましアカウントの例
なりすましアカウントの例

「これは気象庁からのツイートだ!拡散拡散!」

と拡散した情報元が実は個人のなりすましアカウントの可能性があります。上の画像を見ていただくと解りますが、同じ「気象庁」でも「認証バッジ」が付いている本物と個人が「勝手にやっている」なりすましアカウントがあります。

こういうのが野放しになっている事も知らないといけません。その可能性があると解って情報を受け取れれば、まずはその発信源が本物かどうかを調べる事ができます。

ソースがない個人の情報はデマです

発信源が「個人」の場合は99%デマです(それらしい画像・動画が付いていても過去の画像や動画のパクリだったりします。残念ながらそういう事が多いのです。なので、「大変!」とすぐにリツイートする事は止めましょうね。もちろん、台風実況や事故のツイートなどはこの限りではありません。)

繰り返しますが、「デマでも後でなにもなかったならいいじゃない」という思考はダメです。良かれと思って拡散されるデマは無意味な混乱を引き起こします。それは「自分だけ助かれば良い」と言う考えから来る行動を起こし、それを見た他の人を巻き込み、結局自分さえ巻き込まれます。これがパニックです。

絶対ではありませんが、デマは被災地の外からも発信されます。デマを流した本人は遠く安全な場所から起こるパニックを見ているだけの場合もあります。ひどい話ですが、現実はそうなのです。大変な時なのに、なのに、そうなのです。

デマを拡散する手助けをするのは止めましょう。

デマはパニックを引き起こします。パニックになってしまうとどんなに「大丈夫」と言われてももうその声は届きません。その結果は様々な悪影響を及ぼします。パニックは被害を大きくします。

本当に必要な情報を得るためにデマは撲滅していきましょう。誰も拡散しなければデマは伝わりません。情報は政府系のアカウントが次々と情報をアップデートしてくれます。だから、大丈夫です。

冷静になりましょう。

インターネットの使い方は誰も教えてくれませんが、「嘘を嘘と見抜ける力」がないとインターネットを使う事はできません。災害時、入ってくる様々な情報に対し、

この情報の出処はどこなのだろう?

信頼できるソース元から発信されているだろうか?

と疑う事をまず行ってください。

災害時の流言(デマ)については、こちらのページがとても腑に落ちますから、ぜひ一読してみてくださいね。

災害時の流言(デマ):流言の心理、原因、対策(こころの散歩道)

ラジオが絶対必要です。

そして、各地域のコミュニティFMラジオ局小さな(大きくても)ラジオを用意しておきましょう。電池で聴ける事が大切です。

コミュニティラジオが本当に力になりますし、無音の場所に他の場所からの音が聞こえる事が落ち着きを取り戻す事にもなります。

日本コミュニティ放送協会(各地域のラジオ局が調べられます)

普段から聞いていても地元に密着していて、とても近いです。

北海道が大好きな私は。普段から北海道を思い函館の「FMいるか」を聞いて、初雪の便りやイベント情報など楽しく聞いていますが、今回も災害対応がものすごく。かつ、情報の扱いもデマを絶対に流さない姿勢がすごかったです。大停電の函館山の画像もツイッターに上がりました。

私、FMいるかの大ファンでたまにお便りが読まれたりしてます(ゝω・)。

全国が対象のテレビでは地域情報を伝える事は無理です。ラジオを用意し、聞ける状態にしてください。地域ラジオには情報が集まってきます

電力の心配がなければ各社アプリでも提供されています。遠い地からもネットを経由して聴けますので是非(ただし、アプリだと電力もパケットも食いますのでご注意です)。

 

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