サンライズ出雲92号 大阪到着
*ついに10000文字を超えました(´Д` )原稿用紙25枚ってどうなのよ。軽く収めるはずだったのにすいません。
列車は順調にとばし、新快速に遜色ない特急の走りを見せてくれます。
車内の案内は関西弁で大阪到着と、停車時間を伝えてくれます。乗り遅れのないようにと釘もさしてきます。大阪には11番線・22:15到着ー22:29出発です。停車時間が14分もありますから、ホームに出て乗り遅れないように注意喚起が何度もありました。
*てことは、そういうことなのでしょうね。大阪に取り残されたらもう帰れない時間ですし(後続の定期サンライズが大阪に0:32到着しますが満席なら乗車できませんし)
もう大阪。。大阪なんて東京だよ(´Д` )
大阪が見えてきちゃいました。

超・大阪。ザ大阪。あのお屋根だけで大阪と解る大阪すごい。

定時に到着です。すごいなぁ。人が多いのはさすが大阪です。大宮とは違いますねやっぱり。

11番線って特急ホームなのかな?広くてきれいで、品格がありました( ^ω^ )。
*私のブログで大阪が出る日が来るとは。。

サンライズ出雲92号のノビノビ座席を外から撮影です。すごい迫力あるなぁこの車両。窓と通路ににカーテンがあります。

先頭車を横からです。乗車している7号車なので撮ります。
夜行寝台特急列車の宿命のホームでもあるホームでのお子様大運動会が行われていますので、あっちもこっちも巨大なカメラを持って走り回る人たちだらけです(´Д` )。
ここ大阪駅からかなりの乗車がありました。ちょうどいい時間ですもんね。

車体が結構傷んでいたので心配です。
なるほど、サンライズ瀬戸・出雲だとこういう表示になるんだ(・ω・)

大阪ではホームギリギリに停車するので前から撮れません。後ろまで行けば、、ねえ。行かなかったけど。
そんなこんなで、満室になったサンライズ出雲92号はいよいよ東京へ向けてラストスパートです。深夜帯を走り、次の停車駅は横浜5:56到着です。
*定期サンライズは大阪の次静岡、富士、沼津、熱海に止まります
ここからかつての急行銀河みたいなスジで東京へ。

大阪を出発します。なんだか、遠く離れて行く大阪駅を見ていたら涙がにじんできました。
本当に本当に楽しかったのです。本当に。出雲大社すごい、出会った人や食べた食事や見た風景。耳にしていた関西弁。木次線の運転手さんや、備後落合の景色、宍道湖の美しさや、一畑電車。瀬戸大橋も渡ったし、倉敷も行きました。そもそもムーンライトながらで起きたら浜松だったのが何日も遠い昔に感じます。
今自分は寝台特急に乗り東へ東へと進んでいるけれども、出雲市の人は出雲市にいるし、岡山の人は岡山で生活している。その当たり前のことに私はいたく感動してしまうのです。
離れる大阪駅を見ながら、脳裏にシンクロして流れる映像。いつもその場に別れを告げ離れる時に見える映像があったりします。
それは、色々あって、ラピュタがバルスで崩壊して、天空の城から脱出できて、そのフラップターから高く高く登っていく天空の城と大樹と飛行石を見ているシータorパズーの気持ちです。登る天空の城にはロボット兵がいて、鶲(ヒタキ)がいて。自分がその場にはもういなくても、その場所にはこれからも続いてゆく日常がある、ということに謎の感動してしまうのです。
旅をすると最後にいつもこの気持ちが湧きます。どこでもです。訪れた場所はすべて愛していますし、そこへまた行く事が目的の人生かなと思っています。
サンライズの寝台個室に乗りながら、ものすごい速さで離れゆく大阪駅を見ながら、胸をいっぱいにしてました。
大阪からご乗車のお客様へ、と車内放送が始まります。これがおやすみ放送でした。
「本日は満席のため座席の変更はできません」
「シャワーカードは売り切れました」
「携帯電話はおやすみのお客様もいるので必ずデッキで」
と放送されます。トラブルも多いのでしょうね。
途中運転停車はしますがドアが開くのは横浜です。
私のブログを昔から読んでくださる方は知っていると思いますが、寝台は寝るためのものです。
大阪を出発して、室内の電気を落とします。(電気が点いていると外が見えないのです)新大阪を通過したのを見届けて、西日本の空の星をサンライズのRがついた窓から見上げます。
すぐに眠るつもりはなかったのですが、京都はおろか高槻も記憶にありません。爆睡してしまいました。
サンライズ出雲92号・東京へ
ふと、列車が止まっているのに気付き、バチッと目が覚めてしまいます。そこはもう東海道線JR東日本エリア「熱海」でした。
新大阪から熱海までよく寝た〜。揺れが気持ちよく、走行音も子守唄。ぐっする眠って、スッキリお目覚めです。

しばらく熱海に停車したのち、出発します。
根府川あたりの海が見えていました。

今は必須のコンセントもあります。1口なので、複数の充電が必要な場合はソケットを持っていくと安心かもしれません。

サンライズの寝間着はJR浴衣でなく、アーバンなホテルな感じのノリが非常によく効いてそれだけでも起立してしまいそうな膝くらいまであるアレです(名称あるのかな?いわゆる寝間着)

サンライズしている進行方向右側の窓です。東を向くから朝日が直接差し込みます。北斗星もそうでした(:ω:)日差しがまぶしかったです。

保土ヶ谷あたりを走行し、どんどん次の停車駅横浜が近づいてきます。
サンライズのチラシ

出雲市駅にあったサンライズのチラシです。東へ西へ。

裏面も充実です。サンライズ出雲は出雲の人の知名度が本当に高いなぁと色々な所で感じました。
今では最後の寝台特急が走る地、出雲と高松ですから、どうか地元の人と、旅行の方、ビジネスの方がたくさん利用して、長く長く存続してほしいと思います。夜にでて、移動時間に眠り、朝に着く。理にかなっている寝台は、今でこそその価値が再認識されていると思うのです。

部屋のハンガーは壁に当たっても音が出ないようにゴムがついています。これは重要。ハンガーに物がかかっていない時、結構音がするんですよね。
ただ、1つじゃ足りない(洋服をかけて、シャワー後のタオルも干したい)ので可能なら使い捨てのハンガーを1つ持っていくとタオルを干せて便利だと思います。

車内はお別れ放送が入り、昨日出雲市を出発したサンライズ出雲92号は間も無く終点の東京に到着することを告げます。

新橋を通過。有楽町の景色を通過し、東京に到着しました。
いったい何本の新幹線に抜かれたかな?とか恐ろしいことを思ったりして。

「とうきょう〜とうきょう〜」
あああ、東京だ。日本の中心。全てが集まる首都東京。JR西日本、JR東海、JR東日本と走り、東京に到着です。
到着間際はけっこう撮影している人がいましたが、すーぅっと波が引き写真撮れました。珍しく品川方に行ってみたりして。一晩過ごした寝台特急列車を見送ります。
サンライズ出雲と出雲大社の旅
出雲に縁がいない人も、出雲大社の参拝が目的でこの列車に乗車する事が一番理にかなっています( ^ω^ )。
中国・山陰は関東とはまったく文化が違います。どんなに東京が粋っていても、結局東京以外があるから東京でいる事ができるわけです。東京に居続けるとほんとうにダメだなぁと最近強く思います。
東京に限らず、その場の周りだけだと視野がどうしても狭くなってしまいます。
東京以外でも、その場だけにい続けることは自分を狭めてしまいます。色々なことを決めつけてしまったり、自分を過小評価してしまったり。
視野は広く持ち続けること。
それが、何にでも興味を持てる気持ちと、感動する心を保つ秘訣かなと思います。
身体は年とともに衰えますし、自分の意思で心臓を動かすことはできませんが心と気持ちは自分次第でどうにでもできますよね。
どこかへ行きたい。
でも行く場所が決まらないなら出雲へ行きませんか?
切符の買い方も簡単です。JRのみどりの窓口で「出雲市へ行くサンライズの空きはありますか?」もしくは、「出雲市から東京のサンライズの空きはありますか?」と聞くだけで大丈夫です。空きがあればその場で購入できます。
その発券されたきっぷがきっと今とは違うところへ連れて行ってくれます。
関西圏だとなかなか乗るのが難しい列車ですが、東京に来る時に「わざわざ」出雲市から乗るのもアリだと思います。
きっぷを手にして、その日を待つ。その気持ちをいつまで大切にしたいと思っています。
読んでいただいてありがとうございました!よろしければ北海道の鉄道旅も書いていますので読んでいただけたら嬉しいです。
次は「秋の乗り放題切符」を使用して、「伊勢暦」を入手するために伊勢神宮へ行きます。あと熱田神宮にも行きます。お楽しみに。