8月の良い日悪い日です。和名月名「葉月(はづき)」です。木の葉が紅葉して落ちる月「葉落ち月」「葉月」であるという説が有力です。夏本番、暑さも盛りですが、暦の上では立秋が来ます。
2015年7月のお日取りはこちらです。ひと月先のお日取りを書いています。
それでは毎度(専門的な事は解りませんが)のご注意に目を通して頂き、平成27年8月の六曜、暦、選日を記します。
毎度の文言ですが日の吉凶、六曜六輝は全く私は信じていません。二十四節気、七十二候のみ記していきたいのです。が、どうしても必要になる場面て多々あるよね、と言う事で参考になさって下さい。
特に六曜は知っていてあたりまえな常識に分類される時も多々ありますので一応は抑えておくと何かと便利です。
たちの悪い迷信に騙されない為にもそれがどういう意味でどういうお日にちなのかを知るのは良いと思います。なにか言われたら本当にそうなのか考えられますしね。日の吉凶はあくまでご参考にどうぞ。
全体で暦の上では縁起が良かろうと言われているお日にち
※良い日まで否定する事は無いと思いますので、縁起のいい日、良い日取りなんだな〜とご確認下さい。大安は大安で良いと私は考えています。
- 8月2・8・18・24・30 大安
- 8月1日(土) 一粒万倍日
- 8月5日(水) 土用二の丑
- 8月8日(土) 二十四節気 立秋 5:01
- 8月12日(水) 庚申
- 8月13日(木) 月遅れ迎え盆
- 8月14日(金) ●朔(新月) 23:53
- 8月16日(日) 甲子+一粒万倍日
- 8月21日(金) 己巳
- 8月23日(日) 二十四節気 処暑 19:37
- 8月28日(金) 一粒万倍日
- 8月30日(日) ○望(満月) 3:35
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
1粒の種が万倍に増える日とされています。古来から事始め、特に商売始め、開店などに吉日とされています。
反面、増えて多くなる意味から借金やものの貸し借りは不向きの日とされています。
たからくじ売り場で良く見かける暦注ですね。
甲子
暦の上で登場する甲子(きのえね)は60通りある干支の一番はじめにあたるもので吉日とされています。大黒天の縁日で今年は6回あり、
- 2月17日
- 4月18日
- 6月17日
- 8月16日
- 10月15日
- 12月14日
が甲子です。物事を始めるのに吉日と言われています。
己巳
60日に一度訪れる己巳(つちのとみ)の日は、弁財天の縁日であり縁起がよい日とされています。蛇はお金の使いとかなんとか。金運にとても効きそうな感じ。まあ悪くは言われません。
- 2月22日
- 4月23日
- 6月22日
- 8月12日
- 10月11日
- 12月10日
が己巳です。
庚申
60日に一度訪れる庚申(かのえさる)の日は、帝釈天の縁日です。昔は庚申待ちと言われ、夜身体の中の虫が悪事を告げ口に行くのを防ぐため寝ずに起きていた風習がありました。
- 2月13日
- 4月14日
- 6月13日
- 8月12日
- 10月11日
- 12月10日
が庚申の日です。
大安
何事をするにも上吉の日。
全体で暦の上では縁起が悪かろうと言われているお日にち。
※暦注の大半は私は信じていません。が、どうにも気にする場面もありますので、あくまでもご参考程度に。日柄が悪いからと言ってどうにもならない事も多々ありますしね。。
- 8月1 7 13 17 23 29 仏滅
- 8月6 16 24 不成就日
- 8月4 6 7 9 11 12 13 15 八専
- 8月12日 末伏
- 8月15 27 三隣亡
- 7月20〜8月7日 夏の土用
- 8月22〜28 大つち
- 8月30〜9月5日 小つち
土用(夏の土用)
1年の春・夏・秋・冬にそれぞれ四季の土用があります。
土用が終わると季節が変わり、夏の土用(7/20〜8/7)の最終日は節分で、翌日8/8は「立秋」です。暦の上では秋がやってきます。
土用の期間は動土、土木工事に着手する事は大凶と言われています。
夏の土用の間日は卯・辰・申の日です。
土用の期間に土いじりを始めなければ良いと言われていますので、前日にでも着手しましょう。
大つち
干支の土と土が重なる日です。穴掘り、伐採、土を動かす事は避けましょう。ただし、土用と同じく気にしない、期間内に始めない事で良しとしましょう。
小つち
大つちと同様です。戊寅から甲申までの期間が小つちです。
不成就日
ふじょうじゅび、と読みます。障りがあって物事が成就せず悪い結果を招く凶日とされています。字面そのままです。
結婚、開店、柱立て、命名、移転、契約事などには不向きらしいです。
この日に急に何かを思い立ったり願い事も避けましょう、と言われています。他にも色々なことが凶となっていて、結局は全てのことが凶と言われています。とにかく凶。
こわいですね〜
三隣亡
さんりんぼう、と読みます。普請始め、柱立て、棟上げなどには大凶、もしもこの日を用いて施行した家屋が後日災禍を起こした場合隣近所まで滅ぼす大凶とされています。建設関係の忌み日です。
が、江戸時代の暦注解説書には、「三輪宝」の注記に「屋立てよし」「蔵立てよし」と付されており「凶日」ではなく「吉日」の意味で用いられていました。
八専
はっせん、と読みます。1年に6回あり、日の干支によって決まる暦注です。日の干支とは、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の60の組み合わせを毎日一つずつ割り付けたもので、60日ごとにめぐってきます。その日の干支に木・火・土・金・水の5種類の気を割り当て、十干と十二支の5行(木・火・土・金・水)が重なる8日間を言います。
例えば8月4日は壬子(みずのえ ね)ですので、[水・水]となります。
8/4〜8/15が八専で、その間の5日、8日、10日、14日は八専の間日と言い、特に障りのない日とされています。
八専は昔その「気」が重なる事から吉はますます吉となり、凶はますます凶となると昔の人に考えられていました。が、いつの頃からか凶の性質のみが強調されるようになったそうです。
現在では法事、供養等の仏事、破壊的な物事の着手や嫁取りには凶とされています。結局何事も上手くいかない凶日です。
60日毎に回ってくる六十干支の組み合わせなのです。当然5行も重なるのでそこになんらかの意味を持たせたのか、数合わせ的な事なのか神秘と取ったのか。人って面白いですよね。今年の最初の八専です。
仏滅
言わずと知れた何事をするにも忌み慎むほうが良い日です。
末伏
8月12日は三伏日。立秋後の最初の庚の日が末伏です。種まき、婚姻などの和合事は忌むべきと言われています。
今月の一番いい日
と言う訳で私が字面と暦注だけで決めた今月の一番良い日は…
8月16日です。
甲子の日に一粒万倍日が重なりますので、効果倍増と言われています。新規事に大吉です。
来月9月は天赦日がありますよ!来月も良い月です。更新をお楽しみに!
お財布を下ろすのは
8月16日か8月21日が良いです。8月14日も新月ですので悪くないかと思います。
こんなところで8月の暦注は以上です。
8月の節気
- 今年はエルニーニョと言われています。
- お盆です。お墓参り行きましょう。
- 夏祭りに花火と夏の行事が目白押しです。今年の夏をどうか健やかにお過ごし下さい。
毎日の暦、暦注は当サイトのiPhoneにカレンダーアイコンを追加して使えるものがありますので是非ご利用下さい。
それでは8月も良い月になりますように。