平成30年北海道胆振東部地震により落ち込んだ観光客を呼び戻すために「北海道ふっこう割」がはじまりました。周遊型の宿泊費を70%引くという復興策です。が、情報が錯綜しなにが正しいのか全くわからない状況です。検索してもきちんとした情報が出てこないのです。これは北海道と国が別々の予算をもっていて、かつ自治体北海道が説明一切なく先走り、微妙に小出し小出しにやっているため。なので、正しい情報と混乱を防ぐために記事を書きます。
北海道ふっこう割(北海道復興割)
*前説でも触れましたが、このふっこう割は「国」と「自治体北海道」がバラバラに予算をもって行っている、と理解してください。それが解ると混乱がありません。これは国の周遊型北海道ふっこう割についての記事です。
私は北海道が大好きです。過去の旅ブログも北海道ばっかりです。
北海道は平成30年北海道胆振東部地震により傷ついてしました。人の流れは血液で、人が来なければ観光地でもある北海道の各所は立ちいかなくなってしまいます。
インスタ映えでもいい、美味しいものを食べたいでも、理由はなんでも構いません。不謹慎なんてありません。被災地だからと行くことをためらう事は北海道には不要ですよ。空気吸いたいから行きたい理由でいいと思いますし、理由なんてなくても大丈夫ですよ。
ただし、ボランティアでもないのにわざわざ被災した(地盤沈下や倒壊した現地)地へ物見遊山で行くことは不謹慎です。そんなことをしに行くのは止めましょう。「当たり前」の心の持ち方は本人と周りが育てるものです。ダメなことはダメですよ。
行きましょう!!!。
政府が行う「北海道ふっこう割」を使い、お安く手軽に北海道へ行きましょう!
ですが、テレビ報道が先行してしまい、この情報がかなり錯綜し、正しい情報にたどり着けません。検索で出てくるサイトもどこかの不正確な情報のコピペなんて当たり前です。
最悪なのがアフィリエイトで「ふっこう割でもなんでもない」サイトへ誘導し、予約させるような悪質なサイトもあります。いかにも「ふっこう割ですよ〜」な体でつらつら本文を書いていながら、リンク先が単なるアフィリエイトだらけです。ひどい(´Д` )。
(その本文も本当にひどいを通り越してあきれます。「行ってみたいですね -引用:他人のインスタ画像-」「おいしそうですね -引用:他人のツイッター画像-」とか北海道絶対行きたい10の景色、札幌で食べなきゃだめ!10のスイーツ的なまとめ記事。作ってる人は実際に行っておらず写真はパクリ上等、文章全部コピペで楽々窃盗です。)
どうか、情報を得るサイトを間違えないでください。ついでに、知恵袋の思いつきで答えたような回答を鵜呑みにするのもやめましょう。正確な情報かどうかを見極める目が必要ですよ。
2018-10-05 10/1と同じ4サイト(じゃらん・楽天トラベル・るるぶ・Yahooトラベル)が10月、11月宿泊対象、1人なら6000円以上の宿で3000円割引のクーポン、2人ならそれなりのお値段を割り引くクーポンを出しました(だからこれじゃないんですよ待ってるのは(´Д` )周遊型の割引の詳細を。しかもこんな風にゲリラ的にクーポン出すのやめてほしい。)。
https://travel.rakuten.co.jp/special/prj/201809/
周遊型の北海道ふっこう割引に対して以下の観光庁以外では正しい情報(どのようにふっこう割が使えるのか)は出ていないように思います。随時更新します。
2018-10-17 自治体の北海道が「ツアー・旅行会社のみ」を対象とした7割引プランを発売できるツアー会社を発表しました。これをよくわかっていない新聞社が煽り、もうめちゃくちゃです。混乱に拍車をかけています。繰り返しますが、国の復興割り、周遊宿泊7割引は未だ出ていません。対象はツアーだけとか、ふざけすぎて話になりません。
まずは観光庁
北海道ふっこう割の大本営が「観光庁」の発表
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news04_000153.html
で、ふっこう割の詳細*(周遊型)の説明pdfが
http://www.mlit.go.jp/common/001255942.pdf
です。以上。11/9現在これ以上の情報がありません。
補助対象:1泊以上の旅行商品及び宿泊(北海道全域)
補助率 :最大70%(50%-70%)、上限2万円/泊
※日本人は3泊まで支援、道内周遊旅行には6~7割を補助。
待っているのはこの周遊型北海道ふっこう割です。
10月1日にじゃらんや楽天がクーポンを配布し、あっという間に終わりました。10月5日にもクーポン配布をしていますが、1日と同じ謎のクーポン型の割引です。これはこの国の施策、周遊型の「北海道ふっこう割」ではありません。北海道が先駆けて独自に行ったもののようです。
10月17日の「7割引発売!」も自治体北海道のものです。
https://www.visit-hokkaido.jp/company/publication/detail/261
10月30日に観光庁が「事業者一覧」を更新していますが、詳細の情報は出ていません。
http://www.mlit.go.jp/kankocho/topics04_000115.html
*ここにはこんな不穏な情報も出ています。恐ろしい(´Д` )

もしかして、もう終わってしまったんでしょうか。。(´Д` )
「周遊性の高い=飛行機込みのパックツアー」のこと?だったらふざけんなと思っています(2018年11月現在)。
日本旅行業協会(JATA)の「商品発売スケジュール」
https://www.jata-net.or.jp/about/release/2018/pdf/181001_hkkdhkkwrbkeduction.pdf
ここにも明記されていますが、
10月1日(月)から発売開始と観光庁より発表されていますが、同日から発売開始となったの は、るるぶトラベル、楽天トラベル、じゃらん net、YAHOO!トラベルによるWEB販売限定の「宿泊(単品)商品」です。一方、「第2弾」の旅行商品等については、準備が出来しだい順次発売開始となり、10月1日(月)からの発売はございません。
とあります。開始されたらJATAのページにも情報が載ると言っています(が、上記PDFすらTOPには貼られていませんからどうかな(´Д` ))。
札幌市の市議会議員さんのツイートです
今日からはじまった【北海道ふっこう割】について「もう終わって使えねーじゃないか!」という声を頂きましたが、今回のは国予算のふっこう割が始まるまで北海道の予算で繋ぎ的に実施したものらしく、国のは10月半ばから本格的に開始するとの事。北海道旅行をご検討の方、どうか中旬までお待ちをm(__)m
— 成田祐樹(東区/札幌市議会議員) (@naritayuki) 2018年10月1日
ですので、今日現在未だ国の施策の周遊型「北海道ふっこう割」で割り引いている宿泊のプランはどこからも出ていません。
もうひとつのツイート(10/5のゲリラクーポンを受けて)です。
北海道ふっこう割は、今日の午後(各社時間未定)に一部再販をするようですね。これも道予算分のみ。政府予算の分は臨時国会を通してからなのかな。小出し感の分かりにくさ・・・・。 https://t.co/Mqauh1J6Qg
— 成田祐樹(東区/札幌市議会議員) (@naritayuki) 2018年10月4日
待ちましょう。って、本当に出るのかすごい不安です(´Д` )
このブログも情報は随時更新しますが、リアルタイムではないので、ツイッターや上記観光庁のサイトをこまめに見て、北海道ふっこう割で北の大地北海道へ行きましょう。
JRの情報
JRは本営からちゃんと情報が出ています。北海道新幹線を検討していた方は函館へ行くチャンスです。
北海道新幹線50%引き
JR東日本もJR北海道も北海道新幹線はやぶさが50%の「お先にとくダネスペシャル」を販売します。
東京・上野・大宮・仙台から新函館北斗へ。逆の上りも設定あります。
設定期間は
- 2018年10月29日(月)~2018年11月4日(日)乗車分
- 2018年11月20日(火)〜2018年12月25日(火)乗車分
- 2019年2月(予定)
です。
JR東日本の北海道復興支援キャンペーンについてのPDF
https://www.jreast.co.jp/press/2018/20180930.pdf
JR東日本は「旅をチカラに! 絶品絶景‐HOKKAIDO‐」キャンペーンもスタートさせます。
えきねっと割引の詳細はこちらをお読みください。
https://www.eki-net.com/top/tokudane/kakaku_osakini_sp.html
飛行機JALもANAも格安にチケットを出していますし、LCCのセールも今からバニラエアがたぶんやります。Jetstarはほぼ終わっていますが、11月にもう一回くらいセールをやりそうです。
冬の北海道・おすすめは
車の運転ができない、雪道に慣れていないのならベタですが
- 札幌
- 函館
がいいでしょう。
どちらも冬のイルミネーションが綺麗ですし、道都札幌はもう言わずもがな。なんでもあります。北海道のどこへ行っても室内は「暑い」です。なので、脱ぎ着が簡単にできる防寒が必要です。
JRで回る場合、駅の中は外気が入ってこないようになっていて、暖房がありえないほど焚かれています。車内も煮えたぎったように暑いです。
新千歳空港は一切外気に触れずJRの駅まで行けますし、札幌駅からも地下道が伸びているので雪の道を歩かないで雪まつりをやる大通公園やテレビ塔、すすきのへ行けちゃいます。
函館はそうはいきませんが、函館の観光地はコンパクトにまとまっていますので市電と徒歩でもほぼ回れます。
函館山の景色から西部地区の街並み。ベイエリアにはラッキーピエロやハセガワストアがあります。イカを食べるなら五稜郭の方がいいです。函館駅から市電で五稜郭へ向かうと朝市みないな観光地化されていない、市民が食べるようなお店がたくさんあります。
北海道観光はまずは1箇所をじっくり見るところから始めるといいと思いますが、札幌なら小樽、函館なら木古内・大沼まで足を伸ばせますし、その場所場所で雰囲気も空気も違う北海道の魅力を感じられます。
冬こそ北海道観光のベストシーズンと思っています。絶対に後悔しませんよ。