8月のお日取りです。和名月名「葉月(はづき)」です。
「はづき」は旧暦8 月の月名です。
現在では新暦8月の別名として用いられています。葉月の由来は木の葉が紅葉して落ちる月「葉落ち月」「葉月」であるという説が有名です。他にも雁が初めて来る「初来月」、 稲張り月の「はる月」などの略とされています。
夏も本番。様々な行事があります。
暦の上では秋の「立秋」は8/7日です。
立秋こそ暑さの頂点であり、徐々に暑さが緩むのはその翌日からとされています。
8/7を境に8/8から時候の挨拶は「残暑見舞い」です。
今月7月よりひと月先のお日取りを記します。
それでは毎度(専門的な事は解りませんが)のご注意に目を通して頂き、平成26年8月の六曜、暦、選日を記します。
日の吉凶、六曜六輝は全く私は信じていません。二十四節気、七十二候のみ記していきたいのです。が、どうしても必要になる場面て多々あるよね、と言う事で参考になさって下さい。特に六曜は知っていてあたりまえな常識に分類される時も多々ありますので一応は抑えておくと何かと便利です。
たちの悪い迷信に騙されない為にもそれがどういう意味でどういうお日にちなのかを知るのは良いと思います。なにか言われたら本当にそうなのか考えられますしね。日の吉凶はあくまでご参考にどうぞ。
全体で暦の上では縁起が良かろうと言われているお日にち
※良い日まで否定する事は無いと思いますので、良い日取りなんだな〜とご確認下さい。大安は大安で良いと私は考えています。
- 〜8月5日 天一天上
- 8月3日(日曜日) 一粒万倍日
- 8月6日(水曜日) 一粒万倍日・不成就日
- 8月7日(木曜日) 立秋23:02
- 8月6,12,18,24,28 大安
- 8月11日(月曜日) ○望(満月) 3:09 寅の日
- 8月17日(日曜日) 庚申
- 8月21日(木曜日) 甲子・一粒万倍日
- 8月23日(土曜日) 寅の日
- 8月25日(月曜日) ●朔 23:13
- 8月26日(火曜日) 己巳
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
1粒の種が万倍に増える日とされています。古来から事始め、特に商売始め、開店などに吉日とされています。
反面、増えて多くなる意味から借金やものの貸し借りは不向きの日とされています。
たからくじ売り場で良く見かける暦注ですね。
天一天上
人事の吉凶禍福を司る方位の神様天一神が天上する日とされています。
天一神は癸巳(みずのと み)の日に天上されるそうで、平成26年7月21より8月5日の戊申(つちのえ さる)までの16日間は天一神の障りが無いので方角の禁忌は無いようです。平安時代に大流行した暦注です。
家の中さえきれいにしておけば問題なしです。旅行や休暇、おでかけ吉。
甲子
暦の上で登場する甲子(きのえね)は60通りある干支の一番はじめにあたるもので吉日とされています。今年は6回あり、
- 2月22日
- 4月23日
- 6月22日
- 8月21日
- 10月20日
- 12月19日
が甲子です。物事を始めるのに吉日と言われています。
己巳
60日に一度訪れる己巳(つちのとみ)の日は、弁財天様のご縁日であり特に縁起がよい日とされています。蛇はお金の使いとかなんとか。
- 2月27日
- 4月28日
- 6月27日
- 8月26日
- 10月25日
- 12月24日
が己巳です。
庚申
60日に一度訪れる庚申(かのえさる)の日は、帝釈天のご縁日です。昔は庚申待ちと言われ、夜身体の中の虫が悪事を告げ口に行くのを防ぐため寝ずに起きていた風習がありました。
- 2月18日
- 4月23日
- 6月22日
- 8月21日
- 10月20日
- 12月19日
が庚申の日です。
大安
何事をするにも上吉の日。
全体で暦の上では縁起が悪かろうと言われているお日にち。
※暦注の大半は私は信じていません。が、どうにも気にする場面もありますので、あくまでも参考程度に。日柄が悪いからと言ってどうにもならない事も多々ありますしね。。
- 8月3日(日曜日) 三隣亡・一粒万倍日
- 8月5,11,17,23,27 仏滅
- 8月6日(水曜日) 不成就日・一粒万倍日
- 8月8日(金曜日) 三隣亡
- 8月9,11,12,14,16,17,18,20 八専
- 8月14日(木曜日) 不成就日
- 8月20日(水曜日) 三隣亡
- 8月22日(金曜日) 不成就日
- 8月26日(火曜日) 不成就日
- 8月27日〜9月2日 大つち
不成就日
ふじょうじゅび、と読みます。障りがあって物事が成就せず悪い結果を招く凶日とされています。字面そのままです。
結婚、開店、柱立て、命名、移転、契約事などには不向きらしいです。
この日に急に何かを思い立ったり願い事も避けましょう、と言われています。他にも色々なことが凶となっていて、結局は全てのことが凶と言われています。とにかく凶。
こわいですね〜
三隣亡
さんりんぼう、と読みます。普請始め、柱立て、棟上げなどには大凶、もしもこの日を用いて施行した家屋が後日災禍を起こした場合隣近所まで滅ぼす大凶とされています。建設関係の忌み日です。
が、江戸時代の暦注解説書には、「三輪宝」の注記に「屋立てよし」「蔵立てよし」と付されており「凶日」ではなく「吉日」の意味で用いられていました。
八専
はっせん、と読みます。1年に6回あり、日の干支によって決まる暦注です。日の干支とは、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の60の組み合わせを毎日一つずつ割り付けたもので、60日ごとにめぐってきます。その日の干支に木・火・土・金・水の5種類の気を割り当て、十干と十二支の5行(木・火・土・金・水)が重なる8日間を言います。
例えば6/10は壬子(みずのえ ね)ですので、[水・水]となります。
8/9〜8/20が八専で、その間の8/10,13,15,19は八専の間日と言い、特に障りのない日とされています。
八専は昔その「気」が重なる事から吉はますます吉となり、凶はますます凶となると昔の人に考えられていました。が、いつの頃からか凶の性質のみが強調されるようになったそうです。
現在では法事、供養等の仏事、破壊的な物事の着手や嫁取りには凶とされています。結局何事も上手くいかない凶日です。
60日毎に回ってくる六十干支の組み合わせなのです。当然5行も重なるのでそこになんらかの意味を持たせたのか、数合わせ的な事なのか神秘と取ったのか。人って面白いですよね。
大つち
穴掘り、井戸掘り、種まき、土木工事、伐採など土いじりは一切慎むべきとされています。期間は8/27〜9/2まで。土いじりは9/3が良いそうです。
仏滅
言わずと知れた何事をするにも忌み慎むほうが良い日です。
今月の一番いい日
と言う訳で私が字面と暦注だけで勝手に決めた2014年8月の一番良い日は…
8月21日です。
この日は甲子です。そして一粒万倍日が重なります。前日で八専も終わり六曜六輝は友引です。
特に悪い事は見当たらない縁起の良い日ではあります。
こんなところで8月の暦注は以上です。
8月の節気
旧暦の7月15日である8月10日(日曜日)は旧ぼんです。また月遅れで
8月13日 迎え火
8月15日 お盆
8月16日 送り火・京都大文字
です。お墓参り行きましょうね。
毎日の暦、暦注は当サイトのiPhoneにカレンダーアイコンを追加して使えるものがありますので是非ご利用下さい。
それでは8月も海に山に良い月になりますように。